石と布の三人展〜赤坂ギャラリー探訪

古代より人々の生活に深いかかわりを持つ素材を、個性豊かな作品に仕上げた「石と布の三人展」。笹谷琢史、木村なるみ、高畑 恵の三人の作家の作品をご紹介します。




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2012年10月10日(Wed)
石と布の三人展〜赤坂ギャラリー探訪
笹谷琢史、木村なるみ、高畑 恵による「石と布の三人展」

石と布の三人展
 
 天然素材と人との出合いをテーマに、過去に思いを馳せながら、未来への作品づくりを目指す三人の作品展が2012年10月8日から10月13日まで東京赤坂のぎゃらりー小川にて開催されています。この機会に三人の作家の作品をご紹介したいと思います。
 尚、「石と布の三人展」の詳細はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトでもご紹介中。
石と布の三人展を動画でご紹介



<笹谷琢史〜勾玉と石笛>
 





〜 今に繋がる遺跡からの石達 〜
日本独自のデザインである勾玉は、鎮(しずめ)や祓(はらい)の神具として数千年前から使われてきました。
特に翡翠の勾玉は、姫川近くの技術集団(富山、新潟)によって制作されたものが各地の集落に運ばれていて、それを身に着けた人の権威の象徴でした。一方、岩笛(いわぶえ)はアニミズムの頃の祭事の中の降神昇進で吹かれていたようです。
最初は自然の穴の開いた石を探して使っていましたが、後になってやはり技術集団が穿孔するようになりました。
単音の不思議な音色は、三島由紀夫さんの著述にも登場しています。
私たちが今度の震災で気が付いたことは、これほど科学が発達しても人と自然の関係は何も変わらないこと、便利にはなったけれど、逆に失った物の多さを思い知らされました。
こんな時だから、もう一度日本人の原点に想いをはせて制作してみました。
今回は姫川周辺で自分で採取した石だけを使い、小さい勾玉は装飾的な意味合いが強いので、古代人が手を合わせる対象としていた、大きいものを作りました。
岩笛は、伝統の神具としての笛の他に、自由に使えて音階の出るものを制作してみました。
日本最古の楽器と記述にもあるのですが、もしやこれに近いのかなあと思い、勝手に石笛(いしぶえ)と名付けました。


<高畑 恵〜国産石のアクセサリー>
 





人は昔からアクセサリー(装身具)を身につけてきました。
その目的は、権力や財力を示すものであったり、宗教的な意味があったり…。またファッションやおしゃれにも欠かせないアイテムです。
無言のうちにその人となり、価値観や好みを伝えることの出来るアイテムといえます。

今回は、日本で採取した石をメインにアクセサリーを作りました。
長い時間をかけて日本の風土に育まれた石。手に取ると不思議と安心感や親しみを感じます。DNAがそう感じさせるのでしょうか。
日本人であることやもっと昔 人と自然が今より近かった頃の記憶がそう感じさせる
のかも…。

それを身につけることは、アイデンティティを示すことにつながるのかも知れません。

貴重な国産の石は、笹谷さんが加工されたのを私がアクセサリーに仕上げました。「石」の個性をひとつひとつ感じながらの製作作業はとても楽しいものでした。感謝!!


<木村 なるみ〜手織りの服>
 





ピンと張った経糸に1本目の緯糸を交差させて、正解のない白紙の答案用紙に答えを書き込んでいく様な作業が始まる。
もしかしたら経糸を張った時点で既に答えを間違えているのかもしれない。織り進めていくうちに案外これが正解かも・・?
だから手織りは面白い。
ここ数年の気候や生活様式の変化、薄くて暖かい繊維の開発などに伴い、冬物衣類も様変わりしているようです。
今回は軽くて暖かい秋冬物に加え、年間通して着用可能な綿糸で織り上げた服も多数展示しました。


作品についてのお問い合わせは お問い合わせフォームをご利用下さい。



   


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《プロフィール》 昭和32年東京赤坂に生まれる。都立九段高等学校卒業。昭和52年東京学芸大学教育学部入学。美術科を専攻。故橋本次郎先生に彫塑を、橋本堅太郎先生(前 日展理事長)に木彫と彫塑を師事。昭和58年大学院教育学研究科修士課程を修了する。中学校教諭一級普通免許及び高等学校教諭二級普通免許を取得。昭和57年4月より昭和59年3月まで東京学芸大学付属小金井小学校にて講師を勤める。平成3年、家業である有限会社クラフト小川の代表取締役に就任。現在に至る。現住所は東京都墨田区。家族構成は家内と長男と長女。愛読書は吉村 昭の小説と随筆(最近では“闇を裂く道”に感銘!)。それと吉田秀和の評論集。愛聴盤には4大B(バッハ・ベートーヴェン・ブラームス・ブルックナー)とヴェルディ・プッチーニのイタリアオペラが多い。好きな曲はフランクのヴァイオリンソナタ。
社団法人 日本彫刻会会員
社団法人 太平洋美術会会員

カレンダ
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