クラフト小川 ぎゃらりー小川  店主 小川純一郎 “モノもの” 応援帳 - 2012

上質な日本のクラフトのショップと陶芸・染織を中心とした工芸ギャラリーの店主が綴る“モノ=物”&“もの=者”へのエール集!




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2012年10月10日(Wed)▲ページの先頭へ
石と布の三人展〜赤坂ギャラリー探訪
笹谷琢史、木村なるみ、高畑 恵による「石と布の三人展」

石と布の三人展
 
 天然素材と人との出合いをテーマに、過去に思いを馳せながら、未来への作品づくりを目指す三人の作品展が2012年10月8日から10月13日まで東京赤坂のぎゃらりー小川にて開催されています。この機会に三人の作家の作品をご紹介したいと思います。
 尚、「石と布の三人展」の詳細はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトでもご紹介中。
石と布の三人展を動画でご紹介



<笹谷琢史〜勾玉と石笛>
 





〜 今に繋がる遺跡からの石達 〜
日本独自のデザインである勾玉は、鎮(しずめ)や祓(はらい)の神具として数千年前から使われてきました。
特に翡翠の勾玉は、姫川近くの技術集団(富山、新潟)によって制作されたものが各地の集落に運ばれていて、それを身に着けた人の権威の象徴でした。一方、岩笛(いわぶえ)はアニミズムの頃の祭事の中の降神昇進で吹かれていたようです。
最初は自然の穴の開いた石を探して使っていましたが、後になってやはり技術集団が穿孔するようになりました。
単音の不思議な音色は、三島由紀夫さんの著述にも登場しています。
私たちが今度の震災で気が付いたことは、これほど科学が発達しても人と自然の関係は何も変わらないこと、便利にはなったけれど、逆に失った物の多さを思い知らされました。
こんな時だから、もう一度日本人の原点に想いをはせて制作してみました。
今回は姫川周辺で自分で採取した石だけを使い、小さい勾玉は装飾的な意味合いが強いので、古代人が手を合わせる対象としていた、大きいものを作りました。
岩笛は、伝統の神具としての笛の他に、自由に使えて音階の出るものを制作してみました。
日本最古の楽器と記述にもあるのですが、もしやこれに近いのかなあと思い、勝手に石笛(いしぶえ)と名付けました。


<高畑 恵〜国産石のアクセサリー>
 





人は昔からアクセサリー(装身具)を身につけてきました。
その目的は、権力や財力を示すものであったり、宗教的な意味があったり…。またファッションやおしゃれにも欠かせないアイテムです。
無言のうちにその人となり、価値観や好みを伝えることの出来るアイテムといえます。

今回は、日本で採取した石をメインにアクセサリーを作りました。
長い時間をかけて日本の風土に育まれた石。手に取ると不思議と安心感や親しみを感じます。DNAがそう感じさせるのでしょうか。
日本人であることやもっと昔 人と自然が今より近かった頃の記憶がそう感じさせる
のかも…。

それを身につけることは、アイデンティティを示すことにつながるのかも知れません。

貴重な国産の石は、笹谷さんが加工されたのを私がアクセサリーに仕上げました。「石」の個性をひとつひとつ感じながらの製作作業はとても楽しいものでした。感謝!!


<木村 なるみ〜手織りの服>
 





ピンと張った経糸に1本目の緯糸を交差させて、正解のない白紙の答案用紙に答えを書き込んでいく様な作業が始まる。
もしかしたら経糸を張った時点で既に答えを間違えているのかもしれない。織り進めていくうちに案外これが正解かも・・?
だから手織りは面白い。
ここ数年の気候や生活様式の変化、薄くて暖かい繊維の開発などに伴い、冬物衣類も様変わりしているようです。
今回は軽くて暖かい秋冬物に加え、年間通して着用可能な綿糸で織り上げた服も多数展示しました。


作品についてのお問い合わせは お問い合わせフォームをご利用下さい。



2012年09月21日(Fri)▲ページの先頭へ
第17回 RIDICULE〜赤坂ギャラりー探訪
大津美恵・大槻亮子・尾崎和子・小山徳子・高麗順子・佐々木貴子・須田裕子による「RIDICULE(リディキュール)展」

RIDICULE(リディキュール)
 
 平成24年度赤坂氷川祭で、近年復活した氷川山車『猩々』・『翁二人立』と、百年ぶりのお披露目となる『日本武尊』の3台が巡行し、神輿の渡御があった9月16日の日曜日、第17回 RIDICULE展が開幕しました。
 例年ならば、ひと雨ごとに残暑の名残りが消えて、確かな初秋へと季節が移ろい行く頃ですが、今年は厳しい残暑が続いていました。

 さて、この時期はまた文化祭・学園祭のさかりでもあります。
 当店の近く、日比谷高校でも星陵祭が9月の22・23日にありますが、店主自身も高校の美術部や大学の美研(美術研究会)で何も分からないまま、ただ夢中だったあの頃が懐かしく思い出されてなりません。
 9月16日から22日まで、ぎゃらりー小川で開催されているRIDICULE展は、大学時代にサークル活動を通してお付き合いを深めた有志が、日本画・アクリル画・コラージュ、そしてガラス工芸まで、様々な分野を横断して作品を発表する美術展です。出品者のみなさんは、社会人として主婦として、正に多忙な時期にありながら、青春の“こころざし”を全うしようとしている方々です。表現者としての矜持を失わない方々と言い換えても良いかもしれません。
 熱い息吹がつくる空間には爽やかな風があります。次回展も平成26年10月12日から18日に早速、決定しました。その折も是非、会場に足を運ばれて、爽やかな風にふかれてみませんか。

 詳細はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトでもご紹介中。
第17回 RIDICULE展を動画でご紹介


【 作  品 】


佐々木貴子 「江戸切子 黒被せオールドグラス」
直径7.5cm×高さ8.8cm


大津美恵 「日食」(日本画30号)


須田裕子 「ひまわり畑と八ヶ岳」(洋画4号)


高麗順子 「想い、北へ」(洋画10号)


尾崎和子 「スタンプ3」(ハガキサイズ)


小山徳子 「STARDUST」(洋画10号)


大槻亮子 「水面」(洋画4号)


★RIDICULE展バックナンバー★
第16回展 : 2010年9月
第15回展 : 2008年9月
第14回展 : 2006年9月



初日、会場にての出品者集合写真。


作品についてのお問い合わせは お問い合わせフォームをご利用下さい。



2012年07月19日(Thu)▲ページの先頭へ
井出久弥〜現代陶芸家列伝/渋赤
茨城県取手市「渋赤のうつわ」井出久弥の渋赤による「井出久弥 作陶展」


井出久弥(いで ひさや)
 
茨城県取手の陶芸作家 井出久弥(いで ひさや)さんの個展が、ぎゃらりー小川にて2012年7月2日から7日まで開かれました。この機会に井出久弥さんの作品をご紹介したいと思います。
井出さんの器は「渋赤」と形容されるように一見、まるで漆器と見紛うようなテイストが極めて個性的。一つ一つの器が他の陶芸家の作では味わえない魅力を発散しています。ま­た「作り」も井出さんのバランス感覚に優れた造形によって、大変美しいのです。端正さを失わず、優美で繊細な細部までへの作り込みが、渋赤色の器に、思いがけないほどの瑞­々しさと品格をもたらしています。色は落ち着いているのに軽々として、形は繊細なのに力強い・・・そんな楚々たる器です。

井出久弥 作陶展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。

井出久弥 作陶展を動画でご紹介


【 作  品 】


渋赤 井出久弥 掛け分け板皿 税込価格¥4,200
W24×D11×H1.3cm



渋赤 井出久弥 花入れ 税込価格¥16,800
W10×D5×H14cm



渋赤 井出久弥 六寸どら鉢 税込価格¥8,400
口径18.5×H5.7cm



渋赤 井出久弥 足付筋文四方皿 税込価格¥5,985
W21×D21×H4.5cm



渋赤 井出久弥 蕎麦徳利 税込価格¥5,250
口径8.5×H12cm
蕎麦猪口 税込価格¥2,625
口径7.5×H7.5cm



渋赤 井出久弥 隅黒文鉢 税込価格¥4,200
W15×D15×H4.7cm



渋赤 井出久弥 透高台盛鉢 税込価格¥24,150
口径26.5×H10.5cm



渋赤 井出久弥 花入れ 税込価格¥16,800
W21×D3×H7.5cm



渋赤 井出久弥 麺鉢 税込価格¥5,250
口径18×H10.5cm



渋赤 井出久弥 醤油差し(受皿共) 税込価格¥8,400
W8.5×D7×H9.5cm(本体)
口径9×H2.5cm(受皿)



渋赤 井出久弥 土瓶 税込価格¥14,700
W14×D11×H20cm
湯呑(小) 税込価格¥2,625
口径7×H7.5cm

湯呑(大) 税込価格¥3,150
口径7.5×H8.5cm



渋赤 井出久弥 足付蚊帳目三角小鉢 税込価格¥2,625
W11.5×D11×H5cm



渋赤 井出久弥 片口 税込価格¥7,350
W13.5×D10×H9cm
酒呑 税込価格¥3,150
口径7×H4cm



渋赤 井出久弥 銀彩大皿 税込価格¥34,650
W26.5×H9.5cm



渋赤 井出久弥 帯文長板皿 税込価格¥14,175
W43×D13×H2cm



渋赤 井出久弥 黒巻小鉢 税込価格¥3,150
口径12.5×H6cm



渋赤 井出久弥 手付片口 税込価格¥10,500
W17.5×D13×H16.5cm
馬上杯 税込価格¥4,200
口径6.7×H6.8cm


井出久弥

【 陶 歴 】
1955年 東京都生まれ
1981年 愛知県窯業職業訓練校終了
愛知県瀬戸市にて修業
1985年 茨城県取手市(旧 北相馬郡藤代町)にて独立
1991年 日本陶芸展 入選
1993年 日本民藝館展 入選
1994年〜2000年 日本クラフト展 入選
1995年 1995朝日現代クラフト展 他入選
1996年〜毎年 個展(東京・広尾 ギャラリー旬)
1999年 個展(山梨 ウィークエンドギャラリー夢宇)
2004年 個展(ニューヨーク gallery gen)
2004年〜毎年 個展(東京 松屋銀座)
その他、各地で個展及び公募展、企画展に参加。


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2012年06月02日(Sat)▲ページの先頭へ
手作り5人展 2012年初夏〜赤坂ギャラりー探訪
水上裕美,阿部代里子,高橋明彦,大寺雅子,大寺康太,小島厚子による「手作り5人展」

手作り5人展─2012年初夏─

 創作レザーアクセサリー作家 小島厚子さんを中心とした手作り5人展が、ぎゃらりー小川にて2012年5月28日から6月2日まで開かれています。
 この機会にメンバーの人と作品をご紹介したいと思います。 
 尚、手作り5人展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。
手作り5人展をYou Tubeでご紹介中


ニット/水上裕美


水上裕美 帽子 
税込価格¥8,400
水上裕美 アクセサリー 
税込価格¥2,625


水上裕美 帽子 
税込価格¥7,350
水上裕美 アクセサリー 
税込価格¥2,625


水上裕美 バッグ 
税込価格¥4,000

 水上裕美(みずかみ ひろみ)さんのアトリエの名は「まりえりあ ひろ」。「まりえりあ」はイタリア語で「MAGLIERIA」と表記し、語意は「編み物屋さん」とのことです。水上さんは北海道函館市に生まれ、小学校3年生の頃から鉤針はお祖母さまに、棒針はお母さまより教わりました。長じてからは、ニットデザイナーとしてアパレルメーカーに約10年勤務。在職中よりヴォーグ学園にて手編み・機械編・リブ機編を受講して指導員資格取得。現在は埼玉県所沢市の「MAGLIERIA. HIRO」にてオリジナルニットのデザインから製作までを一貫して制作しています。作品は帽子やバッグ、マフラー・ショールなどの小物からウェアまで幅広く手掛けますが、今回は綿・麻素材の帽子が中心。水上さんのウェブサイト「Handmade knit Maglieria」も是非ご覧下さい。


『喜々快々屋』 阿部代里子


『喜々快々屋』 阿部代里子 誓徹(せいてつ) 
税込価格¥15,000
 一度信じたものに対しては、どこまでもそれを貫き、決して裏切らない。だから約束を守らないものは許さないのだ。


『喜々快々屋』 阿部代里子 暄惟(けんい) 
税込価格¥50,000
 いつもその場にじっとしていることが多い。そこから見えるものを眺め楽しんでいる。木の実が落ちる瞬間などが、いま一番気に入っているらしい。話しかけると何でも聞いてくれる。心やさしい森の精霊。


『喜々快々屋』 阿部代里子 龍 
税込価格¥20,000

 阿部代里子さんは空想動物専門のペットショップ『喜々快々屋』の家主。見えない世界に棲む精霊と妖怪を創造しています。作品一点一点に添えられたキャプションには、その子の名前とプロフィールが書いてあって、それがまたユニーク。新しいお友達に出会う感覚で見て頂きたい作品です。


切り絵/高橋明彦


高橋明彦 切り絵「ペンギン君と赤いねこ」


高橋明彦 切り絵「ペンギン君と赤いねこ」


高橋明彦 切り絵「ペンギン君と赤いねこ」

 切り絵の高橋明彦さんは元カメラマンというだけあって、構図や色の構成が見事です。モチーフとして登場するのがペンギン君と赤いネコ。ペンギン君は高橋さんご本人で、赤いネコは奥様とか、、、。忙しい日常になかで、憩いのオアシスとなる作品です。


伝統工芸 高岡銅器/大寺雅子・大寺康太


大寺幸八郎商店 大寺雅子 ワインクーラー
(工芸都市高岡クラフトコンペ入選作品) 
税込価格¥21,000
●材質=アルミ
●サイズ=本体 320×180×100 mm
皿 285×160×25 mm


大寺幸八郎商店 大寺康太プロデュース 干支シリーズ 
税込価格¥3,045〜¥4,725
●材質=ブロンズ


大寺幸八郎商店 大寺康太 ダブルコースター
(リバーシブル仕様/生地色) 
税込価格¥3,150
●材質=真鍮
●サイズ=直径102×厚11mm

 開町400年の歴史を持つ富山県高岡市は戦禍を免れたため、今なお江戸時代の風情を残しています。そこ金屋町に大寺幸八郎商店があります。初代幸八郎が鋳物工場を始めて以来、高岡銅器に携わってきた由緒ある名店です。大寺康太さんは、大寺幸八郎商店の六代目。お母様の大寺雅子さんとともに鋳物作家として、また金工プロデューサーとして、地元作家や若いデザイナーの作品を紹介しています。詳しくは大寺幸八郎商店のウェブサイトをご覧下さい。


皮革アクセサリー/小島厚子


創作レザーアクセサリーWELL 小島厚子 ペンダント 
税込価格¥10,290
●材質=皮革


創作レザーアクセサリーWELL 小島厚子 ペンダント 
税込価格¥12,600
●材質=皮革


創作レザーアクセサリーWELL 小島厚子 ペンダント 
税込価格¥24,150
●材質=皮革

 小島さんの作品の特徴は彫金の経験から皮革を金属のように仕上げていること。お母様の趣味のレザークラフト、お父様の趣味の油絵、自らの彫金の技術を合体させて独自の作風を確立した創作レザーアートです。デザインはユニークで面白く、そして楽しい。実用的には超軽量。長く使うほどに独特の艶が出てきます。詳しくは小島さんのウェブサイトをご覧下さい。


手作り5人展出品者
(左から水上さん・大寺さん・阿部さん・小島さん・高橋さん)
*一部の内容を「手作り5人展 2010年5月〜赤坂ギャラりー探訪」から転載しております。ご了承下さい。


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2012年04月20日(Fri)▲ページの先頭へ
伊藤けんじ〜現代ガラス工芸家列伝/彩グラススタジオ
彩グラススタジオ,軽井沢ガラス工房主宰の伊藤けんじの宙吹きガラスによる「伊藤けんじガラス展─硝子の動物たち─」

伊藤けんじ(いとう けんじ)
 
炎に包まれて生き物の様に形を変える
オレンジ色に発光するガラス。
それは普段目にする
涼しげな儚いガラスとは全く違う不思議な体験。
流れる汗もかまわずに
時の過ぎるのも忘れてしまう
ガラスとの真剣勝負です。
伊藤けんじ

伊藤さんの個展ともなれば、玄人筋の多くが足を運ぶという、ガラス作家にも人気のガラス工芸作家 伊藤けんじさんのガラス展が、ぎゃらりー小川にて2012年3月21日から30日まで開かれました。当会場での二回目の個展です。この機会に伊藤けんじさんの人と作品をご紹介したいと思います。

伊藤けんじさんの作品を見る度に、吹きガラスでここまで出来るのか!という想いを抱きます。
意表を突くアイデアとデザインの面白さ、そしてそれを見事に作品として作り上げる、精緻にして繊細なテクニックは本当に傑出しています。個性もあり技術もあり、正に現代ガラス工芸界のトップランナーであることは衆目の一致するところですね。

今回も正にその例で店主自身、なんとも打ちのめされるような衝撃を受けました。

確かに動物の彫刻は木彫やテラコッタなど、過去にも多くの作家が様々な作品を創りあげてきました。ただガラスという素材の制約から、どしても「ガラスの動物」といえばオーナメント的な置物として、サイズも無論ですが、その表現も極めて限られた範疇にとどまっていたのではないでしょうか。

伊藤さんの今回の動物たちは、素材に対するイメージを覆すようなヴォリュームがあり、頭の骨格をも意識させる的確なデッサンと、極めてリアルな作り込みがなされています。

正直に言って、この作品は美術館に並んでも、十分に多くの人の鑑賞眼に耐え得る作品だと思います。
ならばこれらの作品は「ガラス彫刻」と呼ぶのが相応しいはず。
伊藤さんがさらなる高みにへと歩み始めたのが実感出来る個展となりました。

たゆみない精進による技術の向上と、技術が上がる度に「一歩先」を模索するガラス工芸への果てしない探究心は、伊藤さんにおいて尽きることがありません。
次回展では、どのような切り口で現代ガラス工芸の最先端をみせてくれるのか、今から楽しみでなりません。どうぞ一期一会の出会いにご期待下さい。

伊藤けんじガラス展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。

伊藤けんじガラス展を動画でご紹介


【 作  品 】


伊藤けんじ 貝ゴブレット(パープル) 税込価格¥13,125
径11.5×高さ14.3cm


伊藤けんじ 貝ワイングラス 税込価格¥14,700
11×8×高さ21cm


伊藤けんじ パウダーグラフィフリーグラス 税込価格¥7,875
径7.8×高さ7.5cm


伊藤けんじ ドラゴンゴブレット 税込価格¥26,250
15.5×11×高さ26.5cm


伊藤けんじ ゴブレット 税込価格¥14,700
径9.3×高さ20.5cm


伊藤けんじ フラワーゴブレット 税込価格¥18,900
径10.3×高さ27.3cm


伊藤けんじ 冷酒グラス 税込価格¥6,825
径8×高さ11.7cm


伊藤けんじ パウダーグラフィボール 税込価格¥22,050
径25×高さ10cm


伊藤けんじ インカルモワイングラス 税込価格¥14,700
径9×高さ21.3cm


伊藤けんじ ドラゴンゴブレット 税込価格¥26,250
13.5×10×高さ26.3cm


伊藤けんじ 黒いワイングラス 税込価格¥14,700
径8×高さ22.5cm


伊藤けんじ パウダーグラフィロックグラス 税込価格¥9,450
径9.5×高さ9.3cm


伊藤けんじ パウダーグラフィ花器 税込価格¥13,650
12.5×5×高さ11.5cm


伊藤けんじ ドラゴンゴブレット 税込価格¥26,250
14×10.5×高さ27cm


伊藤けんじ パウダーグラフィ花器 税込価格¥38,850
径17×高さ17cm


伊藤けんじ ゴブレット 税込価格¥13,650
径10.3×高さ22.3cm


伊藤けんじ インカルモタンブラー 税込価格¥4,725
径8.5×高さ10.5cm


伊藤けんじ ゴブレット 税込価格¥14,700
11×9.5×高さ26.3cm


伊藤けんじ レインボーグラス 税込価格¥2,310
径9.5×高さ9.7cm


伊藤けんじ モザイクグラス 税込価格¥2,310
径9.5×高さ12cm


伊藤けんじ パウダーグラフィ花器 税込価格¥44,100
32.5×12×高さ11cm


伊藤けんじ ヒツジ 税込価格¥157,500
28×40×高さ41cm


伊藤けんじ キリン 税込価格¥157,500
30×55×高さ41.5cm


伊藤けんじ カバ 税込価格¥168,000
23×45×高さ43cm


伊藤けんじ シマウマ 税込価格¥115,000
25×50×高さ44cm



伊藤けんじ

【 略 歴 】
1987 川崎市中原区にAYA GLASS STUDIOをオープン。
1988 個展以後、毎年各地にて多数開催。(銀座松屋・池袋東武・富山美術館・SUWAガラスの里現代ガラスミュージアム・清里北澤美術館等、計100回以上開催)
1990 ヤンググラス造形展/グランプリ受賞
1993 国際ガラス造形展/日本硝子製品工業会長賞
1994 国際ガラス造形展/IGS大賞受賞
1997 川崎市高津区にAYA GLASS STUDIOを移転。
安部賞(学術文化部門)受賞・(他、受賞7回)
能登島ガラス美術館・富山美術館・SUWAガラスの里ガラスミュージアム・黄金崎ガラスミュージアム・清里北澤美術館・スペイン国立ガラス美術館等にコレクション。
武蔵野美術大学・NHK教育テレヒ/ガラス工芸・東京ガラス工芸研究所等講師を経る。
ベトロアートグラス(アメリカ)・国立ガラスセンター(スペイン)にてワークショップ講師
2007 長野県北佐久郡軽井沢町に軽井沢ガラス工房&ギャラリー設立
現在 AYA GLASS STUDIO主宰


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2012年04月18日(Wed)▲ページの先頭へ
松井宏之〜現代陶芸家列伝/備前焼
兵庫県相生市「備前焼」松井宏之の備前焼による「松井宏之 陶展」

松井宏之(まつい ひろゆき)
 
美空ひばりの歌声の魅力は、
類い稀な音の『ゆらぎ』にあると聞いた。
普通の人なら10Hz程度のゆらぎが何倍にもなり、
しかも全体として見事に調和するという。
焼物も然り。大窯には、
小窯にはない大きな炎のゆらぎがあるように思う。
それが美しい焼物へと調和するには多大の困難があるが、
達成できた時には人を魅了してやまないと信じている。
森一門の大窯プロジェクトに参加していることを誇りとし、
日々作陶に励んでいる。
 松井宏之
(天満屋美術部創部80周年記念
森陶岳 壷中展/森陶岳 一門展 図録より引用)

森陶岳一門として新大窯プロジェクトにも参加しつつ、兵庫県南西部に位置する相生市の自工房に於いて、登り窯で備前焼の器と花入れを作陶する陶芸家 松井宏之(まつい ひろゆき)さんの作陶展が、ぎゃらりー小川にて2012年4月16日から21日まで開かれました。この機会に松井宏之さんの人と作品をご紹介したいと思います。

松井さんは野村證券に勤務し、国際金融を長く担当したという変り種。一念発起し、退社後、岡山県立備前陶芸センターに研修生として入所、一年間の研鑽を積み、森陶岳先生に五年のあいだ師事しました。現在は森陶岳一門として新大窯プロジェクトに参加しつつ、平成20年の初窯後は独自の陶境を目指し、日々制作にいそしんでこられました。

備前焼は釉薬を一切使わずに焼成される焼き締め陶だけに、「焼き」とともに「作り」も重要です。
「作り」は板づくりと紐づくりが主。目指すところが使いやすい日常の器だけに、厚みも限度まで薄くして扱いやすさを大事にしています。そして形はシンプルでシャープなラインと、スタイリッシュなフォルムが魅力となっています。
次に「焼き」のことへも言及しないわけにはいきません。
焼成は松脂を含んだ赤松を主に使います。ガスや電気ならセーブしやすい炎も、薪ともなれば、おいそれとはいきません。それだけに美妙なる天の配剤とでもいうべき「ゆらぎ」が生まれ、薪の灰が胡麻の味わいとなり、さらにそれが融けて自然の釉薬となって土肌を彩るのです。
それは薪の炎だけが作り得る恵みといえましょう。
素焼をしないまま生の状態で窯詰めされた器は、窯のなかで14日のあいだゆっくりと、そしてじっくりと、炎の力をもらって丈夫で美しい備前焼へと育ちます。
窯焚はそれほどの大仕事。年に一度しかできないわけですね。

今回の個展に出品された器のなかで、ひときわ目を引くのが白い備前焼。
白い備前の器は松井さんの師匠である森陶岳先生が、いまから約20年ほど前に発表。
同じ備前土を使いながらも、炎の当て方で色を工夫するモダンな備前焼です。
堅く焼き締まっていながらも手触りが柔らかく、「土」を感じる風合いの素晴らしさは無論のこと、クリーム色のニュアンスが使い手の気持ちまでほぐしてくれるはず。使い込むごとに風合いを増す備前焼の魅力を味わうためにも是非、手にして頂きたい器だと思います。

さて松井さんが師事した森陶岳先生は、古備前の魅力に迫る焼き物を作るためには、大窯での焼成が必要不可欠だという作陶方針を持って、エネルギッシュに活動している陶芸家です。
1985年、森陶岳は寒風(岡山県)の地に、安土桃山の時代にならった半地下直炎式の全長53メートルの大窯を築き、焼成を始めました。森陶岳をしてこれほどまでの巨大な窯づくりへと駆り立てた古備前の魅力とは何なのでしょう?
それは淡い艶肌のしっとりとした質感と、侘びた佇まい(たたずまい)にあります。
松井宏之さんの作品から、いにしえの古備前が偲ばれるのも正に師匠ゆずりといえましょう。
好きこそ物の上手なれの言葉通り、永年の夢を叶えた松井さんの個展会場からは、新たな文化が花ひらいた織豊時代の颯爽とした息吹が感じられるようです。

松井宏之 陶展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。

松井宏之 陶展を動画でご紹介


【 作  品 】


備前焼 松井宏之 寒風大窯 鶴首蕪 税込価格¥120,000
径23×高さ27cm


備前焼 松井宏之 扇皿 税込価格¥7,000
31.5×19.5×高さ3・5cm


備前焼 松井宏之 すり鉢 税込価格¥15,000
20.5×18.5×高さ8cm


備前焼 松井宏之 寒風大窯 花入 税込価格¥90,000
径12×高さ22.5cm


備前焼 松井宏之 丸鉢 税込価格¥15,000
径25×高さ7cm


備前焼 松井宏之 瓢箪プレート 税込価格¥4,000
25×12×高さ0.5cm


備前焼 松井宏之 菓子器 税込価格¥18,000
径16.5×高さ7.5cm


備前焼 松井宏之 秋刀魚皿 税込価格¥5,500
32×12×高さ3cm


備前焼 松井宏之 ビアマグ(白) 税込価格¥4,000
径8.5×高さ15cm


備前焼 松井宏之 ハート皿 税込価格1枚につき¥3,500
15×14×高さ2.5cm


備前焼 松井宏之 長葉皿 税込価格¥6,000
42×8.5×高さ5cm


備前焼 松井宏之 手桶花入 税込価格¥35,000
18.5×15×高さ17cm


備前焼 松井宏之 ビアマグ 税込価格1個につき¥3,500
径8.5×高さ10.5cm


備前焼 松井宏之 寒風大窯 花入 税込価格¥100,000
径11.5×高さ21cm


備前焼 松井宏之 半月プレート 税込価格¥7,000
30×15×高さ1.7cm

 

松井宏之

【 略 歴 】
昭和35年6月 兵庫県相生市に生まれる
昭和54年3月 淳心学院高校(姫路市)卒業
昭和59年3月 上智大学 外国語学部英語学科卒業
昭和62年3月 同大学院 国際関係論専攻修了
昭和62年4月 野村證券入社、国際金融部配属
平成 4年3月 外務省アジア局へ出向、APEC担当(2年間)
平成12年3月 野村證券退社


【 陶 歴 】
平成12年 4月 岡山県立備前陶芸センターに研修生として入所
平成13年 4月 森陶岳に師事 森陶岳一門の新大窯プロジェクトに参加(継続中)
平成17年 1月 寒風の森陶岳大窯、第5回焼成に参加(66日間)
平成18年 4月 独立、相生に直炎式登窯の築窯開始
平成20年 4月 相生にて初窯焼成
平成20年 5月 初窯開き
平成20年 8月 新大窯完成、空焚に参加
平成20年11月 森陶岳一門展(瀬戸内市文化祭特別企画展)に出品
平成21年 5月 第2回窯焼成、窯開き
         古民家の常設ギャラリー開設(相生市)
平成21年11月 アトリエ・ヒロにて個展(大阪市淀屋橋)
平成21年11月 第39回全陶展入選
平成21年11月 天満屋倉敷店にて森陶岳一門展に出品
平成22年 2月 第4回現代茶陶展入選(織部の日記念事業)
平成22年 7月 第3回窯焼成、窯開き
平成22年 8月 山陽百貨店にて個展(姫路市)
平成23年 1月 寒風大窯第6回焼成に参加(60日間)
平成23年 7月 天満屋アルパーク店(広島)にて森陶岳一門展
平成23年10月 第26回国民文化祭(京都)陶芸部門入選
平成23年11月 20メートル直炎式登窯焼成
平成23年12月 東京銀座OS画廊にて個展
平成24年 1月 大阪アトリエ・ヒロにて個展


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《プロフィール》 昭和32年東京赤坂に生まれる。都立九段高等学校卒業。昭和52年東京学芸大学教育学部入学。美術科を専攻。故橋本次郎先生に彫塑を、橋本堅太郎先生(前 日展理事長)に木彫と彫塑を師事。昭和58年大学院教育学研究科修士課程を修了する。中学校教諭一級普通免許及び高等学校教諭二級普通免許を取得。昭和57年4月より昭和59年3月まで東京学芸大学付属小金井小学校にて講師を勤める。平成3年、家業である有限会社クラフト小川の代表取締役に就任。現在に至る。現住所は東京都墨田区。家族構成は家内と長男と長女。愛読書は吉村 昭の小説と随筆(最近では“闇を裂く道”に感銘!)。それと吉田秀和の評論集。愛聴盤には4大B(バッハ・ベートーヴェン・ブラームス・ブルックナー)とヴェルディ・プッチーニのイタリアオペラが多い。好きな曲はフランクのヴァイオリンソナタ。
社団法人 日本彫刻会会員
社団法人 太平洋美術会会員

カレンダ
2012年10月
 
     

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