クラフト小川 ぎゃらりー小川  店主 小川純一郎 “モノもの” 応援帳 - 2009/09

上質な日本のクラフトのショップと陶芸・染織を中心とした工芸ギャラリーの店主が綴る“モノ=物”&“もの=者”へのエール集!




2009年09月19日(Sat)▲ページの先頭へ
木・布・石 展U
笹谷琢史,木村なるみ,金谷行一,高畑 恵による「木・布・石 展U」

木・布・石 展U
 
金谷行一〜木彫りオブジェ・壁掛け・神仏像 etc.
木村なるみ〜手織りの服・ストール・マフラー etc.
笹谷琢史〜岩笛と勾玉
高畑 恵〜国産石のアクセサリー

 「木・布・石 展U」と題した4人展がぎゃらりー小川にて2009年9月14日から19日まで開かれています。
 この機会に4人の作家の作品をご紹介したいと思います。
 尚、「木・布・石 展U」の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。また四人の作家のなかで木村さんはホームページを公開されています。是非ご覧下さい。


【 作  品 】

笹谷琢史〜岩笛と勾玉〜


笹谷琢史 岩笛 


笹谷琢史 勾玉 

岩笛と勾玉
最古の楽器と言われる岩笛や、祭事や装身に使われた勾玉を、発掘されたものや残っている資料を基に、多少現代風のデザインを加味して制作しました。
大自然の中で、縁あって出会った石達を、かって『神、人、動物』が一緒に暮らしていた頃の精神性を伝えるため、できるだけ採取した時の状態を保ちながら、素朴な形と音に仕上げました。
自然破壊や動植物の絶滅とは無縁の、空気感を表現できればと思っています。
なお、これらは縄文時代の信仰、その系譜にある古神道の祭事の中で、今日でも重要な役割をはたしていて、彼等によって数千年の日本人の伝統は守られています。
笹谷琢史


笹谷琢史 岩笛 


笹谷琢史 岩笛 

石を拾う
あっちこっち動き回って石を拾っています。
なぜか美しい風景や、水のきれいな所に美しい石があります。
さらに霊山神山には、不思議なパワーを感じる石もあります。
何千年も何万年も空を向いていたものを、手で掴んで袋に入れて地球からお借りしてくるのです。

石は石で磨きます。灰色の石達は磨けば必ず光り出し、ある時から急に個性が現れて希望に満ちた子供のように、キラキラしてきます。
人が人で磨かれるように・・・
これからしばらくは、人と一緒に過ごすことになります。

やがて使命を終えた石達は、外に出た瞬間、石ころに戻ります。
しかしすぐにまた雨・風・日光になじんで、自然も中に違和感なくおさまっていきます。
笹谷琢史

 
木村なるみ〜手織り〜


木村なるみ 手織りの服 


木村なるみ 手織りの服 


木村なるみ マフラーとストール 


木村なるみ 手織りの服 

●古代より人々は、植物や動物から細い細い繊維を頂き、それを紡いで糸を作り、染めて、織って、「布」と言う人々の生活にとても重要な役割を持つものを作ってきました。
以来、布は長い長い時を経て、世の中が様々に変化してきた今日に至っても、その最も基本的な作業である経糸と緯糸の交差によって作られることに変わりはありません。
これはスゴイことだと思うのです。
私が以前から布が好きなのは、この揺るぎない文化を生み出した先人の知恵を一枚の布の中に感じ取れるからかもしれません。
勿論、現代は機械化も進みコンピューターも導入され、毎日膨大な量の布が織られ、繊維製品は巷に溢れています。
そして捨てられていくものも・・・
だからこそ一回一回、手で糸を送り込んで織り出される手織り布の中に、費やした時間と手間を思い、人の手の温もりを感じることが出来るのだと思います。
私は自分で織った布で服を作ることを仕事にしようと思いました。
今出来上がった布は二度と同じものは作れません。
パターンを決めてしまう事が折角の手織りの良さを損なう様な気がして、その都度糸の色も並びも変えているからです。
こうして出来た作品を受け入れてくれる人との出会いは、私に大きな力を与えてくれます。又、頑張ろうと思います。
だからこの仕事を続けて行きたいと思っています。
人と、布と、私。
木村なるみ

金谷行一〜木彫〜

 
金谷行一 鳥 

鳥は平和の象徴であり、女神の聖鳥、神の聖霊として神話や聖書の物語に顕され、人と身近に居ながら空を飛ぶというその自由さに憧れたりもされます。
そうした鳥の羽ばたき、さえずりを思い作りました。

古代より鳥は神域と人間が住む俗界とを行き来して、啓示や導きをするものとされていました。
神社においては、その境界を示すものとして鳥居が設けられています。
弥生遺跡から、鳥の象形物が村の門に置かれていたとされる出土例も多く見られているようです。
金谷行一


金谷行一 神武東征 
神武東征
神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコノミコト)は、紀伊半島に着いて熊野に上陸し、大和に向かう険しい山道に入ったが、天から遣わされた八咫烏の導きで吉野川の上流を経て到着。
金谷行一


金谷行一 天孫降臨 
天孫降臨
天孫の神々は、大国主神との国譲りのあと、天の岩船に乗り、筑紫は日向の高千穂の峯に降り立たれた。
金谷行一


金谷行一 勾玉かざり 
勾玉かざり
古代より装飾品 、荘厳具、祭器としても使われていた勾玉。笹谷さんの石の勾玉との合作です。
金谷行一

高畑 恵〜国産石アクセサリー〜


高畑 恵 国産石アクセサリー 


高畑 恵 国産石アクセサリー 

●個性的で内面を表現できるようなアクセサリーを考えています。
今では貴重となった国産の天然石は、優しさにあふれていると同時に、力強いパワーを感じます。
今回は、日本の自然と歴史観を意識してデザインしました。
高畑 恵


高畑 恵 国産石アクセサリー 


高畑 恵 国産石アクセサリー 

●『石』が主役のアクセサリーを作りました。
ペンダントトップはどれも今では稀少になった国産の石を使用しています。

長い時間をかけてできた『石』、同じように見えても2つとして同じものはありません。
石の持つ色・形、その個性を感じながら作りました。石の不思議な世界・歴史を感じて頂ければ嬉しいです。世界にたった一つの『石』、あなただけに特別な出会いがありますように。
高畑 恵

左から高畑 恵,笹谷琢史,金谷行一,木村なるみ,各氏

★木・布・石 展★
バックナンバー 2007年9月



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《プロフィール》 昭和32年東京赤坂に生まれる。都立九段高等学校卒業。昭和52年東京学芸大学教育学部入学。美術科を専攻。故橋本次郎先生に彫塑を、橋本堅太郎先生(前 日展理事長)に木彫と彫塑を師事。昭和58年大学院教育学研究科修士課程を修了する。中学校教諭一級普通免許及び高等学校教諭二級普通免許を取得。昭和57年4月より昭和59年3月まで東京学芸大学付属小金井小学校にて講師を勤める。平成3年、家業である有限会社クラフト小川の代表取締役に就任。現在に至る。現住所は東京都墨田区。家族構成は家内と長男と長女。愛読書は吉村 昭の小説と随筆(最近では“闇を裂く道”に感銘!)。それと吉田秀和の評論集。愛聴盤には4大B(バッハ・ベートーヴェン・ブラームス・ブルックナー)とヴェルディ・プッチーニのイタリアオペラが多い。好きな曲はフランクのヴァイオリンソナタ。
社団法人 日本彫刻会会員
社団法人 太平洋美術会会員

カレンダ
2009年9月
   
     

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