クラフト小川 ぎゃらりー小川  店主 小川純一郎 “モノもの” 応援帳 - 2009

上質な日本のクラフトのショップと陶芸・染織を中心とした工芸ギャラリーの店主が綴る“モノ=物”&“もの=者”へのエール集!




2009年12月23日(Wed)▲ページの先頭へ
相葉仁美〜現代陶芸家列伝/工房 屯
千葉県市原市「工房 屯(たむろ)」相葉仁美の「相葉仁美 陶展〜花の器・食の器〜」

相葉仁美(あいば ひとみ)
 
手仕事を大切にしています。
ひとつひとつ丁寧に、心を込めて造っています。
ですので、それぞれ少しづつ大きさや表情が違います。
手に取って、自分だけの器を探してください。

同じ物は二度と造れません。
今、この時期の出会いが素敵ななものになりますよう。
相葉仁美

 千葉県市原市の工房 屯(たむろ)で、食器と花器を中心とした作陶活動を続ける相葉仁美さんの作品展が、ぎゃらりー小川にて2009年12月21日から25日まで開かれています。
 この機会に相葉仁美さんの人と作品をご紹介したいと思います。

 相葉さんが手がけるのは土もの(陶器)。磁器には無い、陶器の奥深い釉調や温かい土味は、私たちの五感を癒し、使うほどに、そして食卓に馴染んでいくほどに、魅力を増して飽きることがありません。
 相葉さんの器はシンプル&シック。どこか懐かしく心安らぐノスタルジーに満ちています。日常の中で、気負いなく気持ちよく使える器です。

 メインの作品は、唐津焼『松尾高麗窯』の故 松尾友文先生に親しく教示を受けたこともあり、藁灰釉を使った器ですが、カジュアルに使える織部や黄瀬戸、トルコ釉もあり、正に『和みの器』といえましょう。手仕事を大切に、ひとつひとつ丁寧にと、心を込めての作陶姿勢から生まれた作品はどれも気持よさげに輝いています。
 
 尚、相葉仁美 陶展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。また相葉さんご自身もホームページを公開されています。是非ご覧下さい。


【 作  品 】


相葉仁美 藁灰釉しのぎ丼 税込価格¥2,940
径13×高さ9.5cm


相葉仁美 トルコ釉しのぎフリーカップ 税込価格¥3,150
径10×高さ11cm


相葉仁美 トルコ釉しのぎリム皿 税込価格¥5,250
径22.5×高さ6cm


相葉仁美 はりせんぼん(楊枝立て) 
税込価格1個につき¥3,150
7.5×6.3×高さ6.5cm


相葉仁美 しのぎアーモンド形鉢 税込価格¥5,250
23×12×高さ6cm


相葉仁美 藁灰釉しのぎ片口 税込価格¥3,675
14.5×11×高さ7.5cm


相葉仁美 タジン鍋(ペタライト土) 税込価格¥10,500
29×25.5×高さ18cm


相葉仁美 シチュー鍋(ペタライト土) 税込価格¥15,750
23.5×20×高さ18.5cm


相葉仁美 灯呂(カエル) 税込価格¥6,300
8.5×8.5×高さ13.5cm


相葉仁美 しのぎ花入 税込価格¥12,600
径18.5×高さ18.5cm


相葉仁美 藁灰釉三つ足水盤 税込価格¥8,925
径21×高さ12cm


相葉仁美 藁灰釉しのぎ盛皿 税込価格¥4,725
径22×高さ3.8cm


相葉仁美 練り込み市松ボタン 税込価格1個につき¥525
約2.5×2.5cm


相葉仁美 ボタン(いちご・おにぎり) 税込価格1個につき¥420
径 約3.3cm(いちご)/径 約4cm(おにぎり)



相葉仁美(個展にて)


【プロフィール】
千葉県市原市出身。川原康孝先生(新匠工芸会会員)ならびに唐津焼『松尾高麗窯』故 松尾友文先生に親しく教示を受ける。1999年に独立築窯。以降、個展・グループ展を中心に作陶活動を続ける。現在無所属。


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年10月18日(Sun)▲ページの先頭へ
木村喜代子〜現代染色作家列伝/叶工房
叶工房 木村喜代子による「草・木・布・展」


木村喜代子 ─草木染─

 木村喜代子さんの草木染作品展『草・木・布・展』が2009年10月5日から10日までぎゃらりー小川で開催されました。
 この機会に木村さんのこと、そして草木染のことをご紹介したいと思います。
 
 木村喜代子さんは既にキャリア30年という草木染のオーソリティー。もともとはロウケツ染や友禅染の仕事をしていた木村さんですが、自然の草木の色に引かれ、草木染を手掛けるようになりました。
 現代の名工であり草木染の第一人者である山崎青樹先生に指導を受けた木村さんが使うのはヤマモモ、五倍子、ザクロ、茜、よもぎ、胡桃、杏、ミロバラン、姫りんご、モミジ、百日紅などなど。正に天の恵みと地の祝福によってもたらされた自然の命を慈しみつつ、一点一点、布たちを染め上げていきます。染める布も柔らかい風合いを大切にした 綿 麻 シルク の天然素材です。手間隙をかけて植物染料で染めるからこその天然素材といえましょう。
 草木染は化学染料の色とは違い、淡い色香の匂うような深く上品な繊細さで、見る人に安らぎを与えてくれるのです。
 
 尚、草・木・布・展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。

草木染/木村喜代子


木村喜代子  草木染シルク・ストール 税込価格¥9,000〜¥15,000
あかね・バラ
草木染エジプト綿・ストール 税込価格¥5,000
あかね


木村喜代子  草木染ウェア(手織綿) 税込価格¥42,000
ヤマモモ バラ ミロバラン
草木染ストール(シルク) 税込価格¥10,000
バラ


木村喜代子  草木染ウェア(手紡手織綿) 
税込価格¥42,000
バラ ミロバラン
草木染ストール(シルク) 税込価格¥12,000
バラ
(アクセサリー制作/酒井直美)


木村喜代子  草木染ウェア(手織綿) 税込価格¥42,000
ミロバラン


木村喜代子  草木染ウェア(手紡綿) 税込価格¥42,000
あかね
草木染ストール(シルク) 税込価格¥10,000
ヤマモモ


 草木染に使われる草木の葉、幹、枝、樹皮、実は漢方薬として用いられるものも多く、草木染が“漢方染”とも呼ばれる所以となっています。
 様々な草木の染料を染め重ね、且つ媒染材を変えることで表せる色幅は無限といえます。染める布によっても厚手の木綿には ヤマモモ 五倍子 ザクロ 茜 胡桃 杏 ミロバランなどが染め付けも良く適しています。
 また、薄手のシルクには福島県の木村さんの工房の庭にある 姫りんご モミジ 百日紅 がよく合います。
 天然の植物染料で幾重にも色を染め重ねて染められた布は、淡く枯れてはいますが、奥行きが深く、いつまでも飽きが来ない色、心が和んで暖かくなる色です。地球に優しく、体に優しい究極のエコ染料“植物染料”で染めた極上品の数々をどうぞお楽しみ下さい。


草・木・布・展会場での木村喜代子さん

★木村喜代子展バックナンバー★
2006年9月 


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。
 


2009年10月02日(Fri)▲ページの先頭へ
手作り5人展─2009年初秋─開幕!
佐藤タニ子,吉瀬信子,かさやましんじ,中嶋百合子,小島厚子による「手作り5人展」

手作り5人展 ─2009年初秋─

 創作レザーアクセサリー作家 小島厚子さんを中心とした手作り5人展が、ぎゃらりー小川にて2009年9月28日から10月3日まで開かれています。
 この機会にメンバーの人と作品をご紹介したいと思います。 
 尚、手作り5人展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。

ストーンジュエリー/佐藤タニ子


佐藤タニ子  ペンダント 税込価格¥9,975
アップル珊瑚、レッドジャスパー(赤碧玉)、他


佐藤タニ子  ネックレス 税込価格¥13,650
ヴィンテージ・ヴェネツィアン・ビーズ、アマゾナイト、他


佐藤タニ子  ネックレス 税込価格¥12,600
モッカイト、タイガーズアイ

もとはテキスタイルデザインの仕事をなさっていたという佐藤さん。作品は天然石ビーズをテグス・糸・ワイヤーに通したり、編んだりして創ったストーンジュエリー。お値段はカジュアルですが、天然石の素材感が活きていますので、大人の女性が安心して身に着けられるクオリティーがあります。すべてデイリーにお使い頂けるものばかりですし、色と素材の組み合わせでシックに、ポップに、エスニックにとバリエーションも豊かです。ネックレス・リング・ブレスレットなど色々あります。

帽子/吉瀬信子


吉瀬信子  創作かぶりもの(帽子) 税込価格¥17,850
天然草100%(南特草)


吉瀬信子  創作かぶりもの(帽子) 税込価格¥28,350
羽根、ブリム(つば)部分はシナマイクロス(麻)100%


吉瀬信子  創作かぶりもの(帽子) 税込価格¥17,850
シルク100%、ブリム(つば)部分は麻100%

吉瀬信子(きちせのぶこ)さんは帽子歴35年の大ベテラン。出身地の九州で十年間、帽子作りを学んだ後に上京。美智子皇后や雅子さまをはじめとする皇室関係の帽子も手掛け、’95年、70歳の誕生日を記念してのフランスでの個展では巨匠と絶賛された平田暁夫先生のもとで更なる修業に励みました。それだけに技法も型入れから布ものまでを自在にこなし正にオールマイティー。よそに無いものを創るのが醍醐味という職人肌の作家です。作りの美しさ、線の美しさに、多くの方々が日本の手仕事の素晴らしさを実感されるのではないでしょうか。

メルヘンアート/かさやましんじ


かさやましんじ  光の街 税込価格¥28,000
LED(発光ダイオード)光パネル 縦28×横37cm


かさやましんじ  Dreamer 税込価格¥28,000
LED(発光ダイオード)光パネル 縦28×横37cm


かさやましんじ  星空のメインストリート 税込価格¥28,000
LED(発光ダイオード)光パネル 横28×縦37cm

かさやましんじさんは神戸生まれの神戸在住。阪神大震災を契機に、夢・やすらぎ・希望を多くの人に感じてもらいたいとの願いから、メルヘンアートの創作を始められました。作品の特徴は影絵やステンドグラスのように光を使うこと。これが独特の透明感やぬくもり、色の鮮やかさを生んでいます。下の画像でご紹介しているものはLED(発光ダイオード)を使用した光のパネルですが、もちろん絵画として普通に飾って頂けるフレーム付きのものから、手頃なポストカードまで様々なタイプがあります。かさやまさんのホームページ『神戸メルヘンギャラリー』ではこの他にも多くの作品を掲載中です。どうぞご覧下さい。

着物地袋物/中嶋百合子


中嶋百合子  大島紬パッチワークバッグ 税込価格¥27,300
24×36×マチ10.5cm


中嶋百合子  帯地ショルダーバッグ 税込価格¥13,650
23×30×マチ10cm


中嶋百合子 ちりめん地巾着 税込価格¥6,300
17×マチ17cm

中嶋さんのお母様【みちえさん】は弘前在住。大のミシン好きです。縫製業を退職してから始めた≪バッグ創り≫で出来上がったのが、あれもこれも作りたい♪と〜心の赴くまま〜に創作された≪袋物≫!素材は大島・裂織・帯などです。職人気質のせいか、気に入らない部分があると全部解いて納得するまで作り直しをするとのこと。これは正に究極のリサイクルですね。娘【ゆりこさん】は資材調達に骨董市や問屋を巡る毎日とか。

皮革アクセサリー/小島厚子


創作レザーアクセサリーWELL 小島厚子  ペンダント 
税込価格¥7,140 材質=皮革


創作レザーアクセサリーWELL 小島厚子  ペンダント 
税込価格¥17,850 材質=皮革


創作レザーアクセサリーWELL 小島厚子  ペンダント 
税込価格¥8,925 材質=皮革

小島さんの作品の特徴は彫金の経験から皮革を金属のように仕上げていること。お母様の趣味のレザークラフト、お父様の趣味の油絵、自らの彫金の技術を合体させて独自の作風を確立した創作レザーアートです。デザインはユニークで面白く、そして楽しい。実用的には超軽量。長く使うほどに独特の艶が出てきます。詳しくは小島さんのウェブサイトをご覧下さい。



吉瀬信子・中嶋百合子・小島厚子・かさやましんじ・佐藤タニ子

★手作り5人展バックナンバー★
2008年9月 / 2008年5月
2007年10月 / 2007年5月


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。
 

2009年09月19日(Sat)▲ページの先頭へ
木・布・石 展U
笹谷琢史,木村なるみ,金谷行一,高畑 恵による「木・布・石 展U」

木・布・石 展U
 
金谷行一〜木彫りオブジェ・壁掛け・神仏像 etc.
木村なるみ〜手織りの服・ストール・マフラー etc.
笹谷琢史〜岩笛と勾玉
高畑 恵〜国産石のアクセサリー

 「木・布・石 展U」と題した4人展がぎゃらりー小川にて2009年9月14日から19日まで開かれています。
 この機会に4人の作家の作品をご紹介したいと思います。
 尚、「木・布・石 展U」の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。また四人の作家のなかで木村さんはホームページを公開されています。是非ご覧下さい。


【 作  品 】

笹谷琢史〜岩笛と勾玉〜


笹谷琢史 岩笛 


笹谷琢史 勾玉 

岩笛と勾玉
最古の楽器と言われる岩笛や、祭事や装身に使われた勾玉を、発掘されたものや残っている資料を基に、多少現代風のデザインを加味して制作しました。
大自然の中で、縁あって出会った石達を、かって『神、人、動物』が一緒に暮らしていた頃の精神性を伝えるため、できるだけ採取した時の状態を保ちながら、素朴な形と音に仕上げました。
自然破壊や動植物の絶滅とは無縁の、空気感を表現できればと思っています。
なお、これらは縄文時代の信仰、その系譜にある古神道の祭事の中で、今日でも重要な役割をはたしていて、彼等によって数千年の日本人の伝統は守られています。
笹谷琢史


笹谷琢史 岩笛 


笹谷琢史 岩笛 

石を拾う
あっちこっち動き回って石を拾っています。
なぜか美しい風景や、水のきれいな所に美しい石があります。
さらに霊山神山には、不思議なパワーを感じる石もあります。
何千年も何万年も空を向いていたものを、手で掴んで袋に入れて地球からお借りしてくるのです。

石は石で磨きます。灰色の石達は磨けば必ず光り出し、ある時から急に個性が現れて希望に満ちた子供のように、キラキラしてきます。
人が人で磨かれるように・・・
これからしばらくは、人と一緒に過ごすことになります。

やがて使命を終えた石達は、外に出た瞬間、石ころに戻ります。
しかしすぐにまた雨・風・日光になじんで、自然も中に違和感なくおさまっていきます。
笹谷琢史

 
木村なるみ〜手織り〜


木村なるみ 手織りの服 


木村なるみ 手織りの服 


木村なるみ マフラーとストール 


木村なるみ 手織りの服 

●古代より人々は、植物や動物から細い細い繊維を頂き、それを紡いで糸を作り、染めて、織って、「布」と言う人々の生活にとても重要な役割を持つものを作ってきました。
以来、布は長い長い時を経て、世の中が様々に変化してきた今日に至っても、その最も基本的な作業である経糸と緯糸の交差によって作られることに変わりはありません。
これはスゴイことだと思うのです。
私が以前から布が好きなのは、この揺るぎない文化を生み出した先人の知恵を一枚の布の中に感じ取れるからかもしれません。
勿論、現代は機械化も進みコンピューターも導入され、毎日膨大な量の布が織られ、繊維製品は巷に溢れています。
そして捨てられていくものも・・・
だからこそ一回一回、手で糸を送り込んで織り出される手織り布の中に、費やした時間と手間を思い、人の手の温もりを感じることが出来るのだと思います。
私は自分で織った布で服を作ることを仕事にしようと思いました。
今出来上がった布は二度と同じものは作れません。
パターンを決めてしまう事が折角の手織りの良さを損なう様な気がして、その都度糸の色も並びも変えているからです。
こうして出来た作品を受け入れてくれる人との出会いは、私に大きな力を与えてくれます。又、頑張ろうと思います。
だからこの仕事を続けて行きたいと思っています。
人と、布と、私。
木村なるみ

金谷行一〜木彫〜

 
金谷行一 鳥 

鳥は平和の象徴であり、女神の聖鳥、神の聖霊として神話や聖書の物語に顕され、人と身近に居ながら空を飛ぶというその自由さに憧れたりもされます。
そうした鳥の羽ばたき、さえずりを思い作りました。

古代より鳥は神域と人間が住む俗界とを行き来して、啓示や導きをするものとされていました。
神社においては、その境界を示すものとして鳥居が設けられています。
弥生遺跡から、鳥の象形物が村の門に置かれていたとされる出土例も多く見られているようです。
金谷行一


金谷行一 神武東征 
神武東征
神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコノミコト)は、紀伊半島に着いて熊野に上陸し、大和に向かう険しい山道に入ったが、天から遣わされた八咫烏の導きで吉野川の上流を経て到着。
金谷行一


金谷行一 天孫降臨 
天孫降臨
天孫の神々は、大国主神との国譲りのあと、天の岩船に乗り、筑紫は日向の高千穂の峯に降り立たれた。
金谷行一


金谷行一 勾玉かざり 
勾玉かざり
古代より装飾品 、荘厳具、祭器としても使われていた勾玉。笹谷さんの石の勾玉との合作です。
金谷行一

高畑 恵〜国産石アクセサリー〜


高畑 恵 国産石アクセサリー 


高畑 恵 国産石アクセサリー 

●個性的で内面を表現できるようなアクセサリーを考えています。
今では貴重となった国産の天然石は、優しさにあふれていると同時に、力強いパワーを感じます。
今回は、日本の自然と歴史観を意識してデザインしました。
高畑 恵


高畑 恵 国産石アクセサリー 


高畑 恵 国産石アクセサリー 

●『石』が主役のアクセサリーを作りました。
ペンダントトップはどれも今では稀少になった国産の石を使用しています。

長い時間をかけてできた『石』、同じように見えても2つとして同じものはありません。
石の持つ色・形、その個性を感じながら作りました。石の不思議な世界・歴史を感じて頂ければ嬉しいです。世界にたった一つの『石』、あなただけに特別な出会いがありますように。
高畑 恵

左から高畑 恵,笹谷琢史,金谷行一,木村なるみ,各氏

★木・布・石 展★
バックナンバー 2007年9月



お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年07月24日(Fri)▲ページの先頭へ
渡邊 實〜現代陶芸家列伝/千葉県
千葉美濃『今様織部』の陶芸家 渡邊 實の織部焼による「中山布美雄+渡邊 實 二人展」


渡邊 實(わたなべ みのる)
 
 千葉県船橋の地で織部を中心とした美濃焼を制作している陶芸作家、渡邊 實さんが、ぎゃらりー小川にて2009年5月18日から23日まで「中山布美雄+渡邊 實 二人展」を開催されました。
 この機会に渡邊 實の人と作品をご紹介したいと思います。

 渡邊 實さんは昭和25年、石川県金沢市生まれ。大学卒業後、橋梁の設計、研究に従事してから独学で作陶を始めるという一風変わった経歴の持ち主です。
 日本橋三越本店をはじめとする多数の個展、またオーストラリア、フランス、カナダ、ドイツなど各国の国際美術展に出品するなど、その評価は内外共に高く、特に得意とする織部の作品には他には感じられない趣きがあります。
 その作品を特徴付けるのは、従来の概念を徹底的に打ち破った自在な「形姿」と、焼成したあとに着彩するなど、やきものの固定概念にまったく拘束されない破天荒な「意匠性」。そして何よりも惹かれるのは、美濃焼草創期の桃山時代のみが持つ創意ある時代精神と、吹き上げるような力強い気風を受け継いだ『破格の美』が強烈に感じられることです。茶器、花器はもとより日常使いの器にも、その力量はよく表れているといえましょう。

 ただ、それにもまして店主が惹かれるのは渡邊さんの『身だしなみのよさ』かもしれません。当ぎゃらりーに一週間の間、通ってこられた折の服装は正にお洒落!そしてそれをちっとも嫌みに感じさせないお人柄の『明るさ』からは、きっとこの人ならば織部の世界で大輪の花を咲かせるであろうと確信させるオーラが感じられるのです。

 尚、「中山布美雄+渡邊 實 二人展」の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。


【 作  品 】


渡邊 實  赤彩花器 税込価格¥60,000
26×15×高さ23cm


渡邊 實  織部急須 税込価格¥12,000
20×10×高さ13.5cm


渡邊 實  織部三角鉢 税込価格¥15,000
25×17×高さ5cm


渡邊 實  織部注器 税込価格¥6,000
19×13.7×高さ15.6cm


渡邊 實  織部マグ 税込価格¥3,500
12.5×8.5×高さ8.5cm


渡邊 實  織部片口碗 
税込価格
¥3,500
16.7×13×高さ6cm


渡邊 實  黒織部片口鉢 税込価格¥10,000
20×19×高さ7.5cm


渡邊 實  織部向付 税込価格¥3,000
17×14.5×高さ6cm


渡邊 實  鉄焼き締め花器 税込価格¥60,000
19×14×高さ30cm


渡邊 實  織部四方鉢 税込価格¥15,000
23.5×21.5×高さ5.2cm


渡邊 實  織部赤彩徳利 税込価格¥5,000
径7.5×高さ12cm


渡邊 實  織部銀彩花器 税込価格¥60,000
23×15×高さ28cm


渡邊 實  志野茶碗 税込価格¥30,000(共箱)
径12.7×高さ10cm


渡邊 實  織部茶碗 税込価格¥25,000(共箱)
14.4×13.2×高さ7.8cm


渡邊 實  織部茶入 税込価格¥20,000(共箱)
径7×高さ11cm


渡邊 實  黄瀬戸振り出し 税込価格¥20,000(共箱)
径6.7×高さ11cm


渡邊 實  黄瀬戸水指 税込価格¥70,000(共箱)
19.3×17.4×高さ21cm



渡邊 實


【 略 歴 】
昭和25年 石川県金沢市に生まれる。
昭和48年 金沢工業大学土木工学科卒業。
       以後、橋梁の設計、研究に従事。
       技術士を取得。
昭和55年 独学で作陶を始める。
昭和56年 千葉県富里町に築窯。
平成 元年 退職し、作陶に専念する。
平成5年〜7年 東京芸術大学デザイン科非常勤講師。
平成13年 オーストラリア ブレスベン国際美術展に出品。
平成14年 フランス パリ エスパス・ジャポンにてグループ展。
       カナダ チリワック市「日本のアート展
       in Canada 2002」に出品。
       芸術協会賞を受賞。
平成15年 ドイツ ヴュルツブルグ シーボルト博物館にて
       「日本のアートと工芸展」に出品。
三越日本橋本店、ギャラリー旬(東京 広尾)、ぎゃらりー小川
(東京 赤坂)、その他にて個展多数。


★渡邊 實 バックナンバー★
渡邊 實の黒織部:2006年6月


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。
小川純一郎   @クラフト小川ぎゃらりー小川



2009年07月21日(Tue)▲ページの先頭へ
高橋武男・高橋ひとみ〜現代陶芸家列伝/伊勢志摩風門窯
伊勢志摩阿児町の伊勢志摩風門窯 高橋武男 高橋ひとみ による「伊勢志摩風門窯展 海のシェイプ 2009」

伊勢志摩風門窯(いせしまふうもんがま)
 
英虞湾に臨む志摩半島・横山に風門窯を構え
土地に根ざした生活の中で
風の囁きと海の呟きとを
作品のうえに表現できるよう
日々創作活動に専念しています
高橋武男 高橋ひとみ


横山展望台から望む英虞湾

 賢島と真珠筏の浮かぶ英虞湾、映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となった安乗岬の灯台と的矢湾・・・。三重県伊勢志摩の地に於いて、自由な発想で器と陶人形を創り、発表している高橋武男さんと高橋ひとみさんのご夫妻が、ぎゃらりー小川にて2009年7月14日から24日まで伊勢志摩風門窯展 ─ 海のシェイプ 2009 ─ を開いています。
 この機会に伊勢志摩風門窯の作品をご紹介したいと思います。

 伊勢志摩国立公園の南端に位置する阿児町横山に高橋さんご夫妻の窯があります。そこは風光明媚と呼ぶに相応しい景勝地。そしてここは海の百味、山の百味を堪能出来る、豊かな食材の宝庫でもあります。この恵みの国に根差し、美しい風土のなかから生まれたのが『潮騒の器』。高橋武男さんの代表作であり、日本のクラフトを語るに欠かせない、ヌーベルジャパネスクの傑作です。
 今回の作品展ではこの潮騒の器(桧扇貝と浜だいこんシリーズ)以外にも、「新しい生活スタイル」を提案するような器が多数並びました。
 太陽と海と空の真ん中で心地よい風に吹かれるような作行きに、きっと心が和み癒やされることでしょう。
 また、高橋ひとみさんのほのぼのとした土味に宿る、懐かしくも優しい陶人形に、きっと心が和み癒やされることでしょう。

 尚、伊勢志摩風門窯 陶展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。


【 作  品 】


高橋武男 焼き締めフリーカップ『海』 税込価格¥5,250
径9×高さ9.5cm


高橋武男 大漁丸めん鉢 税込価格¥7,350
径16.3×高さ8.5cm


高橋武男 大漁丸ビァカップ 税込価格¥5,250
径9×高さ13.5cm


高橋武男 大漁丸ジャンボカップ 税込価格¥6,825
10.3×13.7×高さ9.6cm


高橋武男 桧扇貝文めん鉢 税込価格¥5,250
径15.7×高さ9.2cm


高橋武男 ナイフ・フォーク置(桜/貝/椿) 
税込価格1個につき
¥945
12.7×6×高さ2cm


高橋武男 半月皿(椿/桜) 税込価格¥4,725
30.3×11×高さ2cm


高橋武男 オブジェ『海人』 税込価格¥31,500
19×16.5cm


高橋ひとみ 花はいかが 税込価格¥2,940
高さ約7.5cm


高橋ひとみ 花束をもつ少女 税込価格¥7,350
高さ12cm


高橋武男 舟形鉄絵魚皿 税込価格¥4,725
27.5×9.1×高さ3cm


高橋ひとみ 牛にひかれて 税込価格¥42,000
21×10×高さ16.5cm(木台を含む)


高橋武男 浜だいこん土瓶 税込価格¥9,450
11×17×高さ14cm(弦は含まず)


高橋武男 貝文レリーフプレート 税込価格¥5,250
径20.5×高さ2.5cm


高橋武男 マグカップ『海』 税込価格¥3,150
9×11.5×高さ9.5cm


高橋武男 マグカップ『ネコ』 税込価格¥3,150
9×12×高さ9.8cm


高橋武男 渦文パスタ皿『貝』 税込価格¥5,250
径24×高さ3.8cm



高橋武男


【 略 歴 】
昭和23年 三重県桑名市に生まれ、少年時代を伊賀上野で過ごす。そこで出会った「伊賀焼」が陶芸家 高橋武男のはじまりです。
昭和58年 輸出向けMikasaブランド洋食器デザイナーを経て独立。
平成2年 東京赤坂ぎゃらりー小川にて、高橋武男・ひとみ2人展「海のシェイプ」を開催。以降定期的に個展を開催。
平成5年 大丸芦屋店にて、高橋武男 個展「潮騒の詩」を開催。以降、毎年開催。

★伊勢志摩風門窯 高橋武男・ひとみ バックナンバー★
高橋武男〜現代陶芸家列伝:2007年7月
高橋ひとみさんの陶人形:2007年7月
夏恒例!伊勢志摩風門窯:2008年7月


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年07月19日(Sun)▲ページの先頭へ
島田 猛〜現代陶芸家列伝/vol.3
西葛西陶芸教室を主宰する陶芸工房陶心 島田 猛の新作伝統工芸「島田 猛 作陶展」

 島田 猛(しまだ たけし) 
 
 陶芸の産地を持たない千葉県にあって、自由な発想で作品を創り、発表している島田 猛さんの作品展が、ぎゃらりー小川にて2009年4月20日から5月1日まで開かれました。
 この機会に島田 猛さんの人と作品をご紹介したいと思います。
 島田さんは長崎県生まれ。山野草の絵柄を鉄釉地にロウで抜き出す作風から始まって、一珍、鉄絵、辰砂、釉象嵌などで絵を描くことを展開しています。
 
 島田さんがこの道に入られたそもそもの始まりはサンフランシスコ。
 スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙への旅」が話題となった時代、若き日の島田さんは映像への興味止みがたく、ハリウッドを目指して日本を旅立ちました。それが紆余曲折を経て、落ち着いた先がサンフランシスコ。ひょんなことから通い始めたカルチャーセンターで習ったのが『陶芸』でした。日本から離れている分だけ『和』への想いが募ったのでしょう、日本の伝統的な陶磁器の魅力に引かれていったそうです。結局、足掛け4年にわたる滞米生活を経て帰国した時は陶芸の道に・・・。
 その作行は古格を偲びながらも季節の詩情や自然のニュアンスを大切に、落ち着いた色調に抑制の効いた筆致が美しく、それが島田陶芸の見所ともなっています。
 
 尚、島田 猛 作陶展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。また島田さんご自身もホームページを公開されています。是非ご覧下さい。


【 作  品 】


島田 猛 びわ文舟形鉢 税込価格¥10,500
31.5×16×高さ8.8cm


島田 猛 アヤメ文皿 税込価格¥7,350
径23.5×高さ3.8cm


島田 猛 萩文箱物 税込価格¥15,750
19×18.5×高さ7.5cm


島田 猛 笹椿文花器 税込価格¥26,250
17.5×13×高さ26cm


島田 猛 どくだみ文鉢 税込価格¥3,675
径16.5×高さ4.3cm


島田 猛 どくだみ文香炉 税込価格¥6,300
8.5×7.5×高さ9.5cm


島田 猛 ぶどう文長皿 税込価格¥21,000
47×21×高さ3cm


島田 猛 どくだみ文湯呑 税込価格¥3,150
径7×高さ8.5cm


島田 猛 びわ文板皿 税込価格¥10,500
35×22×高さ2.3cm


島田 猛 花器 税込価格¥7,350
12×8×高さ16cm


島田 猛 花器 税込価格¥10,500
10×9.5×高さ23cm


島田 猛 椿文花器 税込価格¥12,600
径11.3×高さ19.5cm


島田 猛 どくだみ文珈琲碗皿 税込価格¥5,775
カップ:12×14.7×高さ6.2cm
ソーサー:径16.5×高さ2.5cm





【 略 歴 】

      1956年  長崎県生まれ            
      1986年  西葛西陶芸教室主催        
      1990年  陶芸工房陶心 築窯         
      1990年  伝統工芸展入選 以後11回入選
      1990年  日本伝統工芸展入選          
      1991年  千葉県展知事賞受賞          
      2003年  千葉県展八街市長賞受賞       
      2004年  千葉県美術会員推挙  


★島田 猛〜現代陶芸家列伝★
バックナンバー vol.2:2008年4月vol.1:2007年4月



お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



正野芳子〜現代人形作家列伝/埼玉県
正野芳子の創作人形による「正野芳子 創作人形展」

正野芳子(しょうの よしこ)
 
優しさと温かさが
見る人に伝わればと
小さな人形に心を込めて作っています
正野芳子

 「埼玉女流工芸展(於 県立近代美術館)」に連続4回入選をとげるなど、いま注目の人形作家・正野芳子さんの代表作や新作を一堂に集めた『正野芳子 創作人形展』が2009年5月11日から16日まで、ぎゃらりー小川にて開かれました。
 この機会に是非、正野芳子さんの人と作品をご紹介したいと思います。

 おすましした女の子、口をへの字に結んだガキ大将、思い思いの表情を見せる正野さんの人形をみるとき、私たちはその豊かな表情に魅せられ、いつしか不思議なノスタルジーの世界に誘われます。ワイヤーの芯に紙粘土で塑造をし、布を貼り付け、生地を着せていく正野さんの作品は、布選びから履き物などの小物作りまで、全て自らの手作業で丹念に仕上げられています。その真摯な創作から命を吹き込まれた作品は、不思議な愛おしさと切なさを宿し、真に感動的でさえあります。

 人形は創る人そのものといいます。それは創るというよりも、小さな命を生み出すという言葉のほうが相応しいかもしれません。正野さんは紙粘土で塑造をしているとき、ふっと『おかあさん!』という声を聞くといいます。正に『わが子』なのですね。木目込人形作りの素地があったとはいえ、その作品は六十の手習いで始められたというにしては、あまりに見事というほかありません。見れば見るほど、一体一体の創作に打ち込む作者の思いの深さを感じ、人形は作り手の血が通う分身なのだ、との思いに至るのです。

 これらの人形たちには、人の心のどこかに触れる何かがあります。それが、『どこ』であり『何』であるかは人それぞれなのでしょうが、見る人すべてに、たとえ一時でも、安らぎと幸せを与えてくれるはずです。心の乱世ともいえるこの時代に生きる私たちにとって、それはかけがえのない宝物となってくれることでしょう。

 尚、正野芳子 創作人形展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。どうぞご覧下さい。


【 作  品 】


正野芳子  おつかい 


正野芳子  木馬に乗ったアルルカン


正野芳子  おすましピエロ 


正野芳子  風の子・雷の子(穏やかな日) 


正野芳子  花火 


正野芳子  ちゅまんない 


正野芳子  希望 


正野芳子  あ・そ・ぼ 


正野芳子  お祭りの日 


正野芳子  お祭りの日 


正野芳子  いつも一緒 


正野芳子  通りゃんせ 


正野芳子  草笛 


正野芳子  この指とまれ 


正野芳子  フン! 


正野芳子  あそぼ 


正野芳子  お出かけ 



『正野芳子 創作人形展』会場での正野芳子


【 略 歴 】
2007年 個展(東京 銀座 ギャラリーポート)
2008年 第32回 埼玉女流工芸展にて埼玉県美術家協会賞受賞
2009年 個展(東京 赤坂 ぎゃらりー小川)

埼玉女流工芸展(於 県立近代美術館)連続4回入選
埼玉県さいたま市在住


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年07月12日(Sun)▲ページの先頭へ
菫の会 書展(特別出品:石飛博光 先生)
石飛博光先生(特別出品),緒方小篁,中尾芙蓉,中嶌有希,三井紫霞による書道展「菫の会」

─ 菫の会 書展 ─

 毎日新聞社、日本詩文書作家協会、創玄書道会、博光書道会後援のもと、石飛博光先生の特別出品を得て菫(スミレ)の会・書展が開かれました。出品者は緒方小篁、中尾芙蓉、中嶌有希、三井紫霞の皆さん。四人は、石飛博光(いしとび はくこう)先生の門下で、ともに書を学ぶ仲間たち。なかには三十年も先生に師事されている方もいるほどです。
 石飛先生といえばNHK教育テレビ「趣味悠々」の書道番組の講師としても、よく知られていますが、日展評議員をはじめとする数々の役職を勤められ、この度の第61回(2009年)毎日書道展に於いては文部科学大臣賞を受賞されるなど、大変高名な書家として有名です。そして私事ではありますが店主の大学の大先輩でもあられます。

 NHKの番組でも、石飛先生が『現代の暮らしと心を豊かにする書』をテーマとされてきたように、会場にはキリリとした楷書、軽やかな行書、表情豊かな仮名文字、面白い書体、そしてアートのような創作と、正に自由自在、さまざまな書が並びました。
 書かれている文字も種田山頭火の俳句、百人一首で有名な『花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に』という小野小町の和歌といった親しみやすいものから、格調高い漢詩などの古典まで実に色々。

 店主自身、虚心坦懐に見させて頂くと、言葉のイメージを一人一人が表現者として、ひとつの作品世界を創り出す『書』というのは、これは存外楽しいものかもしれないな・・・という思いに至りました。
 書とは正に趣味悠々、大人の楽しみかもしれません。さあ、肩の力を抜いて気軽に筆をもちましょうか。

 では、この機会にメンバーの人と作品をご紹介したいと思います。 
 尚、菫の会 書展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。


石飛博光先生からのメッセージ

緒方小篁(おがた しょうこう)


緒方小篁 萬古清風


緒方小篁 楽器函ほど 早春の水車小屋


緒方小篁 花野駆け来て身に羽のなき不思議

● 出身地  熊本県
● 書歴
   1991年 創玄展特選以降1回
   1993年 毎日書道展毎日賞(漢字)
   2004年 創玄展準大賞
   2006年 毎日書道展毎日賞(近代詩)

毎日書道展会員
日本詩文書作家協会会員
創玄書道会二科審査会員
博光書道会常務理事
カルチャーセンター講師


中尾芙蓉(なかお ふよう)


中尾芙蓉 雁影半牆月鶏聲萬瓦霜


中尾芙蓉 帰ろうか もう帰ろうよ

中尾芙蓉 満点星の花に手触れる白き鈴

● 出身地  茨城県
● 書歴
   1999年 創玄展特選
   2006年 毎日書道展毎日賞(漢字)
   2008年 毎日書道展毎日賞(漢字)

毎日書道展会員
日本詩文書作家協会会員
創玄書道会審査会員
博光書道会常務理事
牛久市書道連盟理事
NHK文化センター(水戸)講師


中嶌有希(なかじま ゆき)
 

中嶌有希 山鶏舞盡楼


中嶌有希 蝶舞


中嶌有希 王鐸 行書五律五首巻

● 出身地  島根県
● 書歴
   1986年 創玄展二科賞
   1995年 漢字師範
   2005年 かな師範

毎日書道展会友
創玄書道会審査会員
博光書道会理事
東綾瀬住区センター講師


三井紫霞(みつい しか)


三井紫霞 變


三井紫霞 十二支 印材十二点

三井紫霞 春夏秋冬

● 出身地  福島県
● 書歴
   1989年 創玄展二科賞
   1991年 毎日書道展入選以降10回
   1998年 創玄展特選以降2回

毎日書道展会友
日本詩文書作家協会準会員
創玄書道会審査会員
博光書道会理事
芳墨会理事



石飛博光 先生 特別出品作品『啐啄の機』と出品者
(左から三井紫霞・中尾芙蓉・緒方小篁・中嶌有希)



お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年05月28日(Thu)▲ページの先頭へ
手作り5人展─2009年初夏─開幕!
阿部代里子,星川智子,山之井美穂,鈴木友佳子,長谷川淳,矢川武志,こだままなみ,小島厚子による「手作り5人展」

手作り5人展─2009年初夏─

 創作レザーアクセサリー作家 小島厚子さんを中心とした手作り5人展が、ぎゃらりー小川にて2009年5月25日から30日まで開かれています。
 この機会にメンバーの人と作品をご紹介したいと思います。 
 尚、手作り5人展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。

『喜々快々屋』 阿部代里子


『喜々快々屋』阿部代里子 誓徹(せいてつ) 
税込価格¥18,000
一度、信じたものに対しては、どこまでもそれをつらぬき、決してうらぎらない。だから、約束をまもらないものは許さないのだ。


『喜々快々屋』阿部代里子 朕志(ちんし) 
税込価格¥30,000
ただ、だまって見つめている・・・。自分自身をすなおに向きあわせて、心の声に耳をかたむけてみよう。その時が見えない道しるべの存在に気がつく瞬間なのだろう。


『喜々快々屋』阿部代里子 赦補(しゃほ) 
税込価格¥7,800
すべての罪をゆるし、その心を助けてくれるという。

阿部さんは空想動物専門のペットショップ『喜々快々屋』の家主。見えない世界に棲む精霊と妖怪を創造しています。作品一点一点に添えられたキャプションには、その子の名前とプロフィールが書いてあって、それがまたユニーク。新しいお友達に出会う感覚で見て頂きたい作品です。


ポリマークレイアート/星川智子


星川智子 ポリマークレイアートネックレス(アメジスト) 
税込価格¥7,875


星川智子 ポリマークレイアートネックレス 
税込価格¥8,400


星川智子 チョーカー(ポリマークレイと純銀粘土) 
税込価格¥37,800

星川さんはアートクレイシルバー(純銀粘土)の仕事を経たあと、ポリマークレイの技法を習得し、活動を始めました。ポリマークレイとは、その名の通り樹脂で作られたクラフト用粘土です。
常温では硬化せず、オーブンで130℃、30分加熱することで完全硬化し、加熱後はプラスチック素材になりますので、軽くて強くて耐水性のある作品が作れます。 ポリマークレイは、その発祥の地ドイツを中心に、ヨーロッパやアメリカで人気の素材ですが、日本でもNHKのおしゃれ工房で取り上げられるなどして知られるようになりました。作品作りの基本は金太郎飴状の文様をつくること。ベネチアガラスの作り方ですね。ですが、技法は多様で、ある時はカラー銀箔で、ある時はメタリックワックスで輝きを、ある時は・・・と、天然石風やパール風にも作れてしまうポリマークレイの世界は奥深いのです。


帽子/山之井美穂・鈴木友佳子


L'ART DE CHAPEAUX 山之井美穂 ハンチング 
税込価格¥15,750
牛革(イタリア製)


L'ART DE CHAPEAUX 山之井美穂 婦人用帽子 
税込価格¥13,650
シルク・ポリエステル


Atelier Ten 鈴木友佳子 紳士用・婦人用兼用帽子 
税込価格¥11,550


Atelier Ten 鈴木友佳子 婦人用帽子 
税込価格¥11,550

山之井美穂さんと鈴木友佳子さんは同じ帽子製造会社で帽子制作の基礎を習得した同級生。爾来十年、それぞれにアトリエを構える帽子アーティストです。天然素材にこだわる山之井さん、シンプルでユニセックスに被れる帽子の鈴木さん。共に、ぽんと置いてあっても、被ってみても品の良さを醸しだす、たたずまいのいい帽子です。山之井さんのウェブサイトもどうぞご覧下さい。


木製アクセサリー&小物/奏


白い夜にペンダント 税込価格¥7,800
材質=硝子


木製小物入れ(抜き絵) 税込価格¥9,800
材質=木と布


かんざし 税込価格¥6,500
材質=木と硝子

木彫家の矢川武志さん、ガラス作家の長谷川 淳さん、絵画家の こだま まなみ さんの3人のコラボレーションによる作品です。ユニット名は『奏』。3人の奏でるハーモニーはのタバコケース(実用新案登録済)や携帯灰皿、アクセサリーなどこだわりの逸品として結実しています。


皮革アクセサリー/小島厚子


創作レザーアクセサリーWELL 小島厚子 ペンダント 
税込価格¥14,700
材質=皮革


創作レザーアクセサリーWELL 小島厚子 ペンダント 
税込価格¥16,800
材質=皮革


創作レザーアクセサリーWELL 小島厚子 ペンダント 
税込価格¥22,050
材質=皮革

小島さんの作品の特徴は彫金の経験から皮革を金属のように仕上げていること。お母様の趣味のレザークラフト、お父様の趣味の油絵、自らの彫金の技術を合体させて独自の作風を確立した創作レザーアートです。デザインはユニークで面白く、そして楽しい。実用的には超軽量。長く使うほどに独特の艶が出てきます。詳しくは小島さんのウェブサイトをご覧下さい。


手作り5人展出品者


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年04月03日(Fri)▲ページの先頭へ
橋詰力子〜現代服飾作家列伝/編庵
京都「編庵」橋詰力子の京染めシルクニットによる「橋詰力子 創作服展」

橋詰力子(はしづめ りきこ)
 
上品で個性的な
オリジナルニットを取り揃え
お待ちしております。
編庵 橋詰力子

 京都で、京染めのシルクニットの創作活動を続ける橋詰力子さんの作品展が、ぎゃらりー小川にて2009年3月30日から4月4日まで開かれています。
 この機会に橋詰力子さんの人と作品をご紹介したいと思います。

 京都で工房『編庵─あみあん─』を拠点に活躍されている橋詰力子さんは京染めシルクニットのオリジナルウェア。和装の色合いに染められた京都西陣のシルク糸で編まれるワンピースやベストなどには、帯締の伝統技法が活かされています。

 ニットメーカーに勤めながらデザインの勉強をしていた橋詰さんの嫁ぎ先は、西陣で3代目という帯締作りのお家でした。そこで次々と染められ撚(よ)りを掛けられる糸に出会ったのを契機として、ニットの制作を始めることとなりました。爾来30年、シルク糸をニット用に特別に染め上げ、しっかりと撚(よ)りを掛けるという御主人の御助力もあって、個性的なオリジナルニットを完成するに至りました。

 糸の撚(よ)りが堅牢であるということは、引っ掛って抜ける心配がないということで、ご家庭であんしんして洗濯が出来ます。また着心地の良さにこだわり、端の始末にミシンを使わずに、すべて手縫いで仕上げている丁寧さにも注目です。もちろんオーダーメイドも同額で可。ベストなら1万8千円から、マフラーなら1万4千円からでお請けしますとのことです。

 シルクの魅力は夏は軽くサラサラで、冬は暖かいこと。正にオールシーズン着られます。見た目にも着物用の細い糸を使用しているので繊細でスッキリ。よそ行きだけでなく、日常着としても愛情を持って長く着られるシルクです。京都ならではの雅な魅力に触れられる上品で個性的なオリジナルウェアといえましょう。

 尚、橋詰力子 創作服展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。


【 作  品 】


 橋詰力子 京染めシルクニット カーディガン
 税込価格¥40,950
シルク100%

橋詰力子 京染めシルクニット ワンピース
 税込価格¥69,300
シルク100%


橋詰力子 京染めシルクニット ベスト
 税込価格¥37,800
シルク100%


橋詰力子 京染めシルクニット カーディガン
 税込価格¥50,400
シルク100%


橋詰力子 京染めシルクニット セーター
 税込価格¥25,200
シルク100%


橋詰力子 京染めシルクニット セーター
 税込価格¥40,950
シルク100%


橋詰力子 京染めシルクニット ボレロ型カーディガン
 税込価格¥54,600
シルク100%


橋詰力子 京染めシルクニット ストール兼ボレロ
 税込価格¥14,700
シルク100%



橋詰力子


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年04月02日(Thu)▲ページの先頭へ
草川愛子〜現代服飾作家列伝/兎夢
名古屋市「兎夢」草川愛子の古布による「草川愛子 創作服展」

草川愛子(くさかわ あいこ)
 
筒描き、刺し子、のぼり旗・・・
現代に甦ったコート、ジャケットを取り揃え
お待ちしております。
兎夢 草川愛子

 愛知県名古屋市で、筒描き、刺し子、のぼり旗を主体とした古布の創作活動を続ける草川愛子さんの作品展が、ぎゃらりー小川にて2009年3月30日から4月4日まで開かれています。
 この機会に草川愛子さんの人と作品をご紹介したいと思います。

 名古屋で工房『兎夢─とむ─』を営まれる草川さんはニットデザイナーとして活躍後、1970年代後半より、筒描き、刺し子、のぼり旗を主体にして、時に絣なども組み合わせた古布の創作活動を始めました
 草川さんの創作はまず素材集めに始まります。特に良いものだけを丹念に収集されながらも、「工房の中では古布に埋もれています(笑)。」と自ら言われる程の根っからの布好き。蚊絣をはじめてとして、僅かな端切れさえも捨てるのが惜しいほどの貴重な布だけに、制作に取り組む前には、布を出しては眺め、また仕舞うといったことを何度となく繰り返されるとのことです。
 草川さんの作品でまず目を引くのは、草川さんが自ら筆をとる手描きの鳥獣戯画のシャツとアクセサリー。そして筒描きを用いた創作服です。筒描き(防染糊を絞り出して模様を描く染色方法)は江戸・明治期の庶民の華。大胆奔放にして力強く、のびやかな民芸美にあふれています。この素材としての魅力を、さらに輝かせる創作服は正に草川さんの「ひとり舞台」。数々の稀少な布がコート、ジャケット、パンツなどに見事に甦りました。もちろん、表地の素材はすべて綿ですが、着心地と耐久性を考慮して裏地は新しいシルクの反物を染めて使うなど、素材を知り尽くした方だけに細かい気配りを忘れません。
 今となっては入手困難な稀少な布を、見事に現代のファッションとして甦らせる匠の技にはプロとしての筋目の確かさが滲み出ています。古布を選び、古布からも選ばれた作家だからこそ成しえたクオリティーの高い仕事が、ここに在ります。

 尚、草川愛子 創作服展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。


【 作  品 】


草川愛子 筒描きマント(綾織) 税込価格¥661,500
綿100%


草川愛子 のぼり旗草木染マント 税込価格¥136,500
綿100%


草川愛子 筒描きオーバーオール 税込価格¥262,500
表:綿100%/裏:シルク80% 綿20%


草川愛子 秋田こぎん刺しと刺し子ジャケット
税込価格¥315,000
表:綿100%/裏:シルク100%

草川愛子 青森こぎん刺しと刺し子バッグ
税込価格¥157,500


草川愛子 筒描きと絣ブラウス 税込価格¥60,900
綿100%

草川愛子 筒描きと絣パンツ 税込価格¥50,400
綿100%


草川愛子 鳥獣戯画手描きシャツ 税込価格¥16,590
綿60% ウール20% ポリエステル20%

草川愛子 ショール 税込価格¥29,400
シルク100%


草川愛子 秋田地方の浅舞絞りの白刺し子ジャケット
税込価格¥525,000
綿100%






草川愛子 アンティークブローチ 税込価格1個につき¥3,150





【 プ ロ フ ィ ー ル 】
名古屋生まれ。ニットデザイナーとして活躍後、1970年代後半より、筒描き、刺し子、のぼり旗などを主体として、古布の創作活動を始める。阪急百貨店各店、名古屋丸栄、名古屋三越、京都高島屋、池袋東武など各地にて作品展を開催。


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年03月26日(Thu)▲ページの先頭へ
陶工房 炉花〜春うらら展〜
東京都大田区上池台「陶工房 炉花」原 炉花,長谷川寿美子,関根知栄子,波多理香,市村冨士子,長井武志,長井輝美,伊藤潤子,井出潤子,ミリ・ナウームの創作陶器による「陶工房 炉花 春うらら展」

陶工房 炉花(とうこうぼう ろか)
 
私の陶芸との出会いは
「綺麗な器は型があれば出来るけど
少し曲がったところが味わい深いのよ。」
と頂いた一言ではじまり、そして20年
とうとう大好きなことを仕事にしてしまいました。

作品は日常使いの器
イメージを最大限に膨らませたオブジェ
あたたかくてほんわかとした人形等を作っています。
粘土を形にし、釉薬を掛け陶芸窯へ
そして毎回どきどき、わくわく。
窯の蓋を開けるのがとても楽しみです。
また作陶しながらの楽しいティータイム
若い人たちからもファッション、ショッピング、グルメ
その他沢山の情報頂いていま〜す。
10人10色と
それぞれ個性を持っている方があつまっています。
御一緒に自分らしさをみつけてみませんか?
原 炉花

 陶工房 炉花の教室展『春うらら展』がぎゃらりー小川にて2009年3月23日から28日まで開かれています。
 主宰者は原 炉花さん。工房の場所は東急池上線の長原駅から徒歩3分にあります。

 陶芸家である原 炉花さんの指導の姿勢は、土に親しみ、土に遊び、作りたいものを自由に創作するというもの。

 だから今回、参加された教室の有志九人の作品も自由自在。オリジナリティーとバラエティーに富んだものばかりです。

 30歳代から60歳代までの幅広い年代に渡る生徒さんたちの作品は、日常使いの器あり、陶人形ありと種類も作風も実に様々。大半の方が陶芸経験2年前後と、決して作陶に馴染んだとはいえない生徒さんが、実人生の年輪を実り豊かに反映する秀作をものするのをみると、これも気取りがなく、親しみやすい原さんのお人柄の故と納得することしきりです。
 尚、陶工房 炉花『春うらら展』の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。また陶工房 炉花でもホームページを公開されています。是非ご覧下さい。


【 作  品 】


陶工房 炉花  長谷川寿美子 
9.5×10×高さ13cm


陶工房 炉花  関根知栄子 
ポット:11×21.5×高さ12.5cm
ドリッパー:14×11×高さ8.5cm


陶工房 炉花  波多理香 
20×20×高さ3.5cm


陶工房 炉花  市村冨士子 
15×10×高さ28cm


陶工房 炉花  長井武志 
10.5×10.5×高さ14cm


陶工房 炉花  長井輝美 
13×9×高さ18cm


陶工房 炉花  伊藤潤子 
18×18×高さ30cm


陶工房 炉花  井出潤子 
35×22×高さ5cm


陶工房 炉花  ミリ・ナウーム 
16×10×高さ25cm


陶工房 炉花  原 炉花 
26×6×高さ32.5cm


陶工房 炉花  原 炉花 
32×14×高さ22cm




陶工房 炉花 春うらら展会場での原 炉花

【 原 炉 花 / 活 動 歴 】
神奈川県展・四日市耐熱食器美術展等入選多数
ギャラリー「るなん」個展
神田小川町「世界観ギャラリー」陶資四人展
赤坂「ぎゃらりー小川」個展
陶工房 炉花ギャラリー常設展示中
南青山「2104ギャラリー」にて個展

★原 炉花〜器、そして季節の人形達。★
バックナンバー vol.1:2007年6月



お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年03月21日(Sat)▲ページの先頭へ
東京学芸大学美術科同期4人による『とうとう陶展』
東京学芸大学美術科同期4人(村山圭子,橋本泰幸,中本久美子,小川章子)による『とうとう陶展』


とうとう陶展

 今回で6回目を迎える『とうとう陶展』がぎゃらりー小川にて2009年3月16日から21日まで開催されています。出品者の4人(村山圭子 橋本泰幸 中本久美子 小川章子)は東京学芸大学美術科出身の同期生。
 学生時代、それぞれ彫刻やデザインに没頭していた面々が、いつの間にか陶芸に鞍替えしていたとわかったのが、卒後30数年ぶりに開かれた同期会の席。すっかり盛り上がり、その何ヵ月後には一緒に第1回「とうとう陶展」を開催していたとのこと。
 そして実は店主も東京学芸大学美術科彫刻専攻の出身。皆さん、先輩方というわけです。4人のなかには、学芸大学に大学院ができた折の一期生という方もいらして、店主としましても、ご縁の不思議に驚くばかりです。

 店主も学芸大学で安原喜孝先生(日展会友・現代工芸理事)に陶芸の初歩を手ほどきして頂いたり、栄木正敏先生(愛知県立芸術大学デザイン工芸科陶磁専攻教授)に瀬戸の工房でロクロを教えて頂いたりと、多少なりとも作陶の面白さを知っているだけに、4人の出品者が『とうとう』、陶にハマッテしまったというのも、うべなるかなというところ。
 土と炎を相手にウキウキワクワク遊んでいる幸せ者と生きの良い作品たちに会うことで、大きな元気をもらえる作品展となりました。
 尚、東京学芸大学美術科同期4人による『とうとう陶展』の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。


村山圭子
風船挽きによる多角形成形を研究中。茶道具、花器からオブジェまで。


村山圭子  花器 税込価格¥5,000
18×17×高さ16cm


村山圭子  ワインクーラー 税込価格¥8,000
径18×高さ17.5cm


村山圭子  花器 税込価格¥3,000
16×14×高さ16cm


村山圭子  水盤 税込価格¥8,000
30×19×高さ11cm

橋本泰幸
徳島の工房で、新たに石油窯焼成に挑戦中。釉薬研究にも意欲を燃やす。


橋本泰幸  平鉢 税込価格¥5,000
径25×高さ5.5cm


橋本泰幸  茶碗 税込価格¥2,000
径14×高さ6.5cm


橋本泰幸  花器 税込価格¥20,000
径26×高さ25.5cm


橋本泰幸  花器 税込価格¥20,000
径25×高さ33cm

中本久美子
ぎゃらりー小川の常連。樹木をテーマに、穴窯、炭化焼成など多彩に駆使。


中本久美子  珈琲碗皿 税込価格¥3,500
碗/10×12×高さ7.5cm
皿/径15.5×高さ3.5cm


中本久美子  タタラ皿 税込価格¥2,300
23×10.5×高さ3.5cm


中本久美子  水指 税込価格¥20,000
17×18×高さ19cm


中本久美子  鉢 税込価格¥8,000
径26×高さ10cm

小川章子
100棟めざして建物オブジェを製作中。風化した街並みを出現させます。


小川章子  風化した街 非売品


小川章子  風化した街(部分) 非売品
16.5×8×高さ21.5cm


小川章子  ふたもの 税込価格¥4,000
径9×高さ16.5cm


小川章子  ワインクーラー 税込価格¥7,000
径20×高さ18.5cm


中本久美子/村山圭子/橋本泰幸/小川章子


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。
 


2009年03月20日(Fri)▲ページの先頭へ
星 茂子 展〜時代を越え、いま蘇る昔布〜
東京都小金井市「大きなポケット」星 茂子の昔布による「〜時代を越え、いま蘇る昔布〜星 茂子 展」

星 茂子(ほし しげこ)
 
蔵の中でひっそりと眠っている布を手にしたとき
昔の人の心の豊かさが
しみじみと感じられます。
この布たちに
新しい生命を吹き込むような作品を心掛け
一生懸命作ってみました。
ご高覧戴ければ幸甚に存じます。
星 茂子

 東京・小金井の地で、江戸・明治の法被や半纏を、粋で、いなせなウェア(ジャケット・コート・ベスト・パンツ)や帽子、バッグや小物(巾着・ポシェット)等に仕立てる星 茂子さんの作品展が、ぎゃらりー小川にて2009年3月9日から14日まで開かれました。
 この機会に星 茂子さんの作品をご紹介したいと思います。

 さて元々、武士が家紋を染抜きした羽織を着用したのが始まりといわれている法被(半被=はっぴ)。
 いまは祭礼の折に見る機会が多いですね。例えば町内の世話役がお揃いを仕立てて、勢揃いという光景はよく見かけますし、御神輿や御神酒所の作事をする町鳶が着るのもそうです。現代では職人衆の着る印半纏も半被と同義といって間違いないと思います。
 この半被が流行しだしたのが江戸時代の中期から後期にかけてとのこと。
 袖に袂(たもと)が無く筒袖または広袖で、素材は綿を使用し裏地の無い一枚ものというのが特徴です。こうした江戸・明治の半被や半纏を素材に作品創りに取り組む・・・・・その独特な作風から生まれた星さんの作品はどれも個性的。

 貴重な布たちに新しい生命を吹き込む和のアーティスト、星 茂子さんの作品は、和の粋と洒落を、暮らしの中で思う存分愉しめるものばかりです。

 尚、星 茂子 展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中。

【 作  品 】


星 茂子 ジャケット 税込価格¥34,650
フリーサイズ


星 茂子 ロングジャケット 税込価格¥126,000
フリーサイズ


星 茂子 ワンピース 税込価格¥81,900
フリーサイズ


星 茂子 ロングベスト 税込価格¥81,900
フリーサイズ


星 茂子 ロングジャケット 税込価格¥157,500
帽子 税込価格¥12,600
パンツ 税込価格¥34,650


星 茂子 バッグ(手さげ・リュック兼用) 税込価格¥15,750





お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。
 




2009年03月13日(Fri)▲ページの先頭へ
栗ア和風〜現代人形作家列伝/工房 和風華
北九州市小倉 工房 和風華 栗ア和風の『栗ア和風 古代裂お雛様展』

栗ア和風(くりさき わふう)

 北九州市小倉の地で、江戸時代の小袖を使ったこだわりのお雛様を制作する栗ア和風さんの作品展が、ぎゃらりー小川にて2009年3月9日から14日まで開かれています。
 この機会に栗ア和風さんの人と作品をご紹介したいと思います。 

 雛人形は常に着物をまとっていますが栗ア和風さんの雛人形は、その身に着けている着物にこだわりがあります。それらの人形のすべてには、着物の宝庫であった19世紀の古代着が使用されています。
 当時の着物は、使われている絹が現代のものと比べて良質であり、洗練された技術を持った人々によって作られていました。当時の染色や刺繍の技法は今となっては再現するのが難しく、全てがますます稀少価値が高くなり、手に入れることが非常に困難になっています。
 日本の伝統である着物は、代々母から娘へと受け継がれてきました。栗ア和風さんはその貴重な着物を使って価値ある『お雛様』を作り続けています。

 『こだわり』から生まれる匠の技で命を吹き込まれた『お雛様』の穏やかで優しい表情にきっと心が癒やされることでしょう。
 
 尚、栗ア和風さんの記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。


【 作  品 】


栗ア和風 《古代裂お雛様》立雛 税込価格¥472,500
お内裏様の高さ26.5cm


栗ア和風 《古代裂》かぶと 税込価格¥19,950
高さ14cm


栗ア和風 《古代裂》節句人形 税込価格¥168,000
高さ23cm


栗ア和風 《古代裂お雛様》親王飾り雛 税込価格¥693,000
お内裏様の高さ40cm


栗ア和風 《古代裂》花嫁人形 税込価格¥262,500
高さ32cm


栗ア和風 《古代裂お雛様》立雛 税込価格¥399,000
お内裏様の高さ36cm


栗ア和風 《古代裂お雛様》立雛 税込価格¥472,500
お内裏様の高さ36cm


栗ア和風 《古代裂》かぶと(小) 税込価格¥10,290
高さ9cm


栗ア和風 《古代裂お雛様》立雛 税込価格¥189,000
お内裏様の高さ17cm


栗ア和風 《古代裂お雛様》立雛 税込価格¥514,500
お内裏様の高さ40cm


栗ア和風 《古代裂お雛様》立雛 税込価格¥525,000
お内裏様の高さ36cm


栗ア和風 《古代裂》ブローチ『鶴』 税込価格¥12,600
ペンダント用の紐は別売りで¥4,000となります


栗ア和風 《古代裂》ブローチ『唐獅子』 税込価格¥12,600


栗ア和風 《古代裂》ブローチ『簪』 税込価格¥10,500


栗ア和風 《古代裂》ブローチ『椿』 税込価格¥12,600



栗ア和風(くりさき わふう) プロフィール

1946年 福岡県北九州市小倉生まれ
1971年 日本木目込人形協会教授
1980年 木目込人形教室にて指導にあたる
1992年 野村百華会人形学園教授
1993年 北九州のギャラリーにて『里帰り個展』開催/ハリウッド女優 メリル・ストリープ来日の際にお雛様を贈呈/NHKテレビ出演
1994年 百華会雅号『和風華』認定
1995年 モナコ政府主催『インターナショナルフェアー』出品(於モナコ)
1998年 『日本の伝統工芸展』出展
1999年 東京・大阪・名古屋で個展開催(日本橋高島屋・銀座松屋・三越、他)/家庭画報 他、紙面にて作品を発表
2003年 銀座ポーラミュージアムアネックスにて『栗ア和風 江戸着物コレクションとお雛様展』開催/カナダ ケベック州にてケベックと日本の文化交流にてグランプリを受賞
2004年 北九州市小倉城庭園企画展『江戸着物コレクションとお雛様展』開催/愛媛県『町並博2004年』歴史博物館に出展


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年02月07日(Sat)▲ページの先頭へ
水留良雄〜現代陶芸家列伝/vol.3
栃木県那須烏山 陶房 鳥と花と魚たち 水留良雄の『第23回 鳥と花と魚たち 水留良雄 作陶展』

水留良雄(みずとめ よしお)

 栃木県那須烏山の地で、食器と花器を中心とした作陶活動を続ける水留良雄さんの作品展が、ぎゃらりー小川にて2009年2月2日から7日まで開かれています。
 この機会に水留良雄さんの人と作品をご紹介したいと思います。

 水留さんは新潟県生まれ。益子焼に魅せられて秋山一夫氏に師事し、6年間の修業時代を経て独立。陶房名を「鳥と花と魚たち」としました。
 それからは陶房名の通り、鳥と花と魚、フクロウに猫や兎などをモチーフとして自然の優しさ・大切さを土のぬくもりと素朴さを通して表現しています。

 益子の伝統に根ざしながらも、新しい意匠に創意をこらしてた作品の数々には、類稀な個性に出会う喜びがあり、見る人・使う人の心に染み入るような滋味があります。
 
 尚、水留良雄さんの記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。


【 作  品 】


水留良雄 牡丹文長角皿 税込価格¥22,000
37.5×29×高さ3.5cm


水留良雄 花天使文六寸丸皿 税込価格¥4,000
径18×高さ3.5cm


水留良雄 太陽と月と鳥 扁花器 税込価格¥30,000
24×12×高さ19cm


水留良雄 アザミ文片口 税込価格¥15,000
21×17×高さ8.3cm


水留良雄 さくら文中鉢 税込価格¥12,000
径17.5×高さ7.5cm


水留良雄 花文抹茶碗 税込価格¥30,000
径13×高さ8.3cm


水留良雄 アザミ文一輪挿し 税込価格¥10,000
径10.5×高さ15cm


水留良雄 椿文スープカップ 税込価格¥4,000
16×13.5×高さ6cm


水留良雄 トンボ草文七寸丸皿 税込価格¥5,500
径20.5×高さ3cm


水留良雄 フクロウ文湯呑 税込価格¥3,000
径8.5×高さ7.5cm


水留良雄 ネコ取っ手魚文マグ 税込価格¥3,700
9.5×12.5×高さ8cm


水留良雄 魚文手付片口 税込価格¥17,000
24.5×16×高さ13cm


水留良雄 鳥魚文角扁壷 税込価格¥18,000
10×10.7×高さ16.5cm


水留良雄 魚文中小鉢 税込価格¥3,500
径15×高さ4cm


水留良雄 椿文お茶漬け碗 税込価格¥4,000
径12.8×高さ6cm


水留良雄 トンボ草文六寸丸皿 税込価格¥4,000
径17×高さ3.2cm


水留良雄 椿文コーヒー碗皿 税込価格¥4,000
碗:13.5×11.5×高さ7cm
皿:径15.5×高さ3cm



水留良雄(みずとめ よしお) プロフィール

昭和24年 新潟県東蒲原郡津川町に生まれる
同 49年 益子 秋山一夫氏に師事
同 56年 栃木県那須郡烏山町にて独立
同 57年 個展(烏山町 和紙会館)
同 59年 個展(新潟 大和デパート)
平成 4年 二人展(東京銀座 陶悦)
同  6年 個展(新潟 羊画廊十回展)
同  8年 個展(長岡市 ギャラリー紺十一回展)
同 16年 個展(新潟 新発田市 ギャラリー栞三回展)
同 17年 二人展(盛岡 かわとく壱番館キューブ店十一回展)
      個展(山形 よし埜画廊十一回展)
      個展(益子 ギャラリーもえぎ四回展)
同 18年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十回展)
同 19年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十一回展)
同 20年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十二回展)

★水留良雄〜現代陶芸家列伝★
バックナンバー 2007年2月2008年2月



お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



2009年01月22日(Thu)▲ページの先頭へ
創作ちりめん 染めと和布 二人展 2009
ちりめん工房『夢』服部芳子の「夢ちりめん」創作服と和布工房『カジタ』梶田けい子の染めと和布のオリジナルウェアによる「創作ちりめん 染めと和布 二人展」

創作ちりめん 染めと和布 二人展
 
 創作ちりめん、そして染めと和布の二人展がぎゃらりー小川にて2009年1月19日から23日まで開催されます。当ぎゃらりー初のお目見えとなります服部芳子さんと梶田恵子さんのお二人は共に服飾歴30年という匠。
 この機会にそれぞれの作品をご紹介したいと思います。
 尚、創作ちりめん 染めと和布 二人展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。

ちりめん工房『夢』 服部芳子
創作ちりめん


ちりめん工房『夢』服部芳子 丹後ちりめんベスト 
税込価格¥16,800
ポリエステル100%


ちりめん工房『夢』服部芳子 丹後ちりめんブラウス 
税込価格¥19,950
ポリエステル100%


ちりめん工房『夢』服部芳子 丹後ちりめんブラウス 
税込価格¥24,150
ポリエステル100%


ちりめん工房『夢』服部芳子 丹後ちりめんブラウス 
税込価格¥24,150
ポリエステル100%

 
ちりめん工房『夢』服部芳子 丹後ちりめんリバーシブルベスト 
税込価格¥19,950
ポリエステル100%


ちりめん工房『夢』服部芳子 丹後ちりめんブラウス 
税込価格¥24,150
ポリエステル100%


ちりめん工房『夢』服部芳子 丹後ちりめん手描き染ブラウス 
税込価格¥24,150
ポリエステル100%

 高級感あふれる丹後ちりめんを活かした優雅で個性的デザインの創作服は名古屋市のちりめん工房『夢』服部芳子さんのデザイン。
 伝統に培われた丹後で織られ、京都で染められた『夢ちりめん』はフォーマルにもカジュアルにも重宝に着こなして頂けます。更に素材はポリエステル100%ですので、しわになりにくくウォッシャブルでお手入れも簡単。色が落ちたり、縮んだりすることなしに洗濯が出来るので旅行着やお出かけ着にいいんです。また工房スタッフの妹さんが手掛けられる一品物の手描き染も必見。パンツ、コート、ジャケット、ブラウス、ベストと豊富に揃った品揃えも嬉しいところです。

和布工房『カジタ』 梶田けい子
染めと和布


和布工房『カジタ』梶田けい子 和布パッチワークベスト 
税込価格¥22,050
綿100%/絹100%


和布工房『カジタ』梶田けい子 大島紬リバーシブルベスト 
税込価格¥24,150
綿100%


和布工房『カジタ』梶田けい子 裂き織りジャケット 
税込価格¥99,750
絹100%


和布工房『カジタ』梶田けい子 幟旗ジャケット 
税込価格¥36,750
綿100%


和布工房『カジタ』梶田けい子 柿渋染ジャケット 
税込価格¥39,900
綿100%(裏地 ポリエステル100%)


和布工房『カジタ』梶田けい子 リバーシブルジャケット 
税込価格47,250
綿100%


和布工房『カジタ』梶田けい子 柿渋染プルオーバー 
税込価格¥26,250
綿100%

 和布・・・そこには心安らぐ『和み』があり、懐かしの風にそよぐかのような風情が感じられます。そんな日本の和布を使った一品物の創作服は岐阜市の和布工房『カジタ』梶田さんの作。
 パッチワーク使いの絣ジャケット、コート、ローケツ染めのベスト、大島紬の刺し子ブラウスなど多彩で個性的な作品が勢揃い。
 着やすさを十分考慮した作りですので、古布の使い方も納得のいくところ。大変手間の掛かる刺し子の仕事は障害者の方にお願いするなど、ざっくばらんで明るいお人柄がうかがい知れる素敵なウェアです。

服部芳子(左)さんと梶田けい子(右)さん


お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。


2009年01月14日(Wed)▲ページの先頭へ
長岡一夫〜現代漆芸家列伝/てん技グループ
てん技グループ 長岡一夫の木漆芸による「漆のしごと展」

長岡一夫(ながおか かずお)
 
 埼玉県所沢で漆の仕事を続ける長岡一夫さんと長岡さん率いる職人集団「てん技グループ」の木と漆の作品展が、ぎゃらりー小川にて2009年1月12日から17日まで開かれています。
 この機会に長岡一夫さんの人と作品をご紹介したいと思います。

 長岡さんの始まりは百貨店宣伝部でのポスター書き。半世紀も前の話です。このときのレタリング経験が、今回の作品展の特徴である「文字」につながるとは御本人自身、思いもよらなかったことでしょう。爾来、ウィンドウ装飾・商品展示用小物の製作・売場改装・飲食店等の内装工事・美術館 博物館の展示にかかわって50年。その間、木工芸の分野にも関心を高め、10年程前からはご自身で漆の仕事を手掛けるようになりました。

 木地は主に、てん技グループのメンバーがこしらえて、漆塗りと加飾は長岡さんが一手に引き受けるという仕組み。リタイアした大工さんから家具職人まで多彩な人材を抱える長岡さんとてん技グループならばこそ出来る、バラエティー豊かな作品の数々です。家具・板膳・鉢・盆・椀・木皿など、これまでの仕事の集約を興味深くご覧頂くことが出来ます。

 さて長岡さんの仕事の特徴は器に「文字」を書くこと。まず木地に直接、墨で文字を手書きします。レタリングの技術が活きるのが正にこのとき。その上から生漆を摺り込んでは、拭き取ることを何度も繰り返し、器を仕上げるといった手順。摺り漆(拭き漆)という技法です。文字は主に漢字。般若心経や中国の古典である菜根譚、良寛和尚の文などを写しています。

 「漆のしごと」では漆芸技法として、摺り漆以外にも「螺鈿」「乾漆」がみられます。乾漆は奈良時代の仏像などによく使われた技法で木を使わずに麻布を器胎とします。軽くて丈夫なこと、そして自由な造形が可能であることが特徴です。

 漆芸の幅広さを体感出来る作品展となりました。

 尚、漆のしごと展の記事はクラフト小川ぎゃらりー小川の公式サイトにも掲載中です。


【 作  品 】


てん技グループ 長岡一夫
『米・麦・豆・粟・黍』文字飾り漆椀 税込価格¥7,500
径13×高さ9cm


てん技グループ 長岡一夫
螺鈿入り摺り漆俎板膳 税込価格¥5,000
45.5×23×高さ4cm


てん技グループ 長岡一夫
漆塗り足付笊 税込価格¥7,000
径27×高さ10cm


てん技グループ 長岡一夫
螺鈿入り漆塗り円形マット 税込価格¥4,000
径29.5×高さ0.5cm


てん技グループ 長岡一夫
竹輪象嵌漆塗り足付笊 税込価格¥6,000
径27×高さ6cm


てん技グループ 長岡一夫
竹輪象嵌螺鈿漆塗り三つ足盛器 税込価格¥40,000
径31×高さ17cm


てん技グループ 長岡一夫
竹輪象嵌螺鈿漆塗り高杯形盛器 税込価格¥15,000
径25×高さ16cm


てん技グループ 長岡一夫
摺り漆丸盆 税込価格¥22,000
径30×高さ1.7cm


てん技グループ 長岡一夫
ネット付き漆塗りランチバスケット 税込価格¥4,500
径16.5×高さ9cm


てん技グループ 長岡一夫
乾漆蓋物(非売品)径12.5×高さ14cm


てん技グループ 長岡一夫
漆塗りランチボックス 税込価格¥10,000
19×10×高さ9cm


てん技グループ 長岡一夫
螺鈿漆塗り高杯形だ円盛器 税込価格¥8,000
20.5×15.5×高さ13cm





お問い合わせ、作品のご購入を御希望の方は お問い合わせフォームをご利用下さい。



   


《クラフト小川ぎゃらりー小川のサイトメニュー》はじめにトピックス展示会スケジュール御利用のご案内お勧め商品作り手案内
《店舗所在地》〒107−0052 
東京都港区赤坂3−12−22
3-12-22,Akasaka,Minato-ku,Tokyo,107-0052
TEL.03−3583−3628
FAX.03−3583−3640
eメール info@craft-ogawa.co.jp
《営業時間》11:30〜21:00 土曜20:00まで 日祝休 


《プロフィール》 昭和32年東京赤坂に生まれる。都立九段高等学校卒業。昭和52年東京学芸大学教育学部入学。美術科を専攻。故橋本次郎先生に彫塑を、橋本堅太郎先生(前 日展理事長)に木彫と彫塑を師事。昭和58年大学院教育学研究科修士課程を修了する。中学校教諭一級普通免許及び高等学校教諭二級普通免許を取得。昭和57年4月より昭和59年3月まで東京学芸大学付属小金井小学校にて講師を勤める。平成3年、家業である有限会社クラフト小川の代表取締役に就任。現在に至る。現住所は東京都墨田区。家族構成は家内と長男と長女。愛読書は吉村 昭の小説と随筆(最近では“闇を裂く道”に感銘!)。それと吉田秀和の評論集。愛聴盤には4大B(バッハ・ベートーヴェン・ブラームス・ブルックナー)とヴェルディ・プッチーニのイタリアオペラが多い。好きな曲はフランクのヴァイオリンソナタ。
社団法人 日本彫刻会会員
社団法人 太平洋美術会会員

カレンダ
2009年12月
   
   

アーカイブ
2006年 (37)
5月 (15)
6月 (8)
7月 (3)
8月 (4)
9月 (5)
10月 (1)
12月 (1)
2007年 (57)
1月 (4)
2月 (3)
3月 (4)
4月 (4)
5月 (9)
6月 (6)
7月 (6)
8月 (3)
9月 (4)
10月 (6)
11月 (8)
2008年 (42)
1月 (1)
2月 (4)
3月 (5)
4月 (4)
5月 (3)
6月 (4)
7月 (2)
8月 (4)
9月 (5)
10月 (4)
11月 (3)
12月 (3)
2009年 (19)
1月 (2)
2月 (1)
3月 (4)
4月 (2)
5月 (1)
7月 (5)
9月 (1)
10月 (2)
12月 (1)
2010年 (11)
5月 (3)
6月 (1)
7月 (1)
9月 (3)
10月 (3)
2011年 (3)
4月 (1)
6月 (1)
9月 (1)
2012年 (6)
4月 (2)
6月 (1)
7月 (1)
9月 (1)
10月 (1)

アクセスカウンタ
今日:35
昨日:204
累計:932,383